NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏のブログを紹介している。
今回は、白磁の人間国宝である井上萬二氏にあった件について掲載してある、2月3日午後9時35分のブログを引用する。
神の手に会いに行く①~井上萬二先生~
井上萬二。言わずと知れた白磁の人間国宝。御年83歳。僕は井上先生の白磁が大好きで、日用でも使い込んでいますが、とても使いやすい。持ったとき、唇に付けたとき、何とも言えない、暖かみ、丸みを感じます。
7年前の市長就任時以前から、先生にはお世話になっています。有田にお住まいで、度々、いろんなご意見を伺いに参りますが、超一流の人間は、会ってお話しを聴くだけで、とても、穏やかな気持ち、そうでいてやる気がかき立てられるんですが、井上先生もまさにそう。
僕は、確かに焼き物は大好きで、沖縄時代、それこそ買い漁るくらい。しかし、好きなだけで、何の論評もできませんが、一体、どういう手から、あれだけの作品が生み出されるかにとても興味があり、不躾ながら、写真を撮り下ろさせて頂きました。
太い、短い、掌が太い。皮膚はきめ細かく、手にも、独特な存在感がありました。
先生の日課である一日5キロの散歩に同行を許されました。先生とお話しするととても楽しい。海軍時代、県庁の職員時代、いろんなお話しが。先生に最後、これからの目標は、と伺ったところ、
「3年後の日本磁器誕生・有田焼創業400年に向けて、今までの作品に加え、400種類の作品をつくることが目標。そのためには、日頃の修練・鍛錬が必要。その中で、こうやって散歩をしていると、いろんなアイデアや構想が出てくる。」
とのことでした。心から応援したいと思います。先生、奥様、ありがとうございました。
樋渡氏のブログはコチラ。
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