ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

政治

『領土領海省』で国民に誇りを!―自民・原田義昭代議士
政治
2013年2月 6日 11:48
原田 義昭 衆議院議員 インタビュー(前編)

 約3年3カ月にわたった民主党政権下で、竹島や尖閣諸島など領土をめぐる問題が浮かび上がった。しかし、2月7日が「北方領土の日」、同22日が「竹島の日」であることを知っている国民はどれだけいるだろうか。かつて一歩も譲らない強い外交姿勢をとったことから、「闘う外務委員長」(※1)と評された原田義昭衆議院議員(福岡5区)は、国民の領土についての意識を高めるためにも『領土領海省』の設立を、と訴えている。

<領土領海の再認識が必要>
 ――2009年の衆院選で落選した後、民主党の政権運営についてどう感じていましたか。

0206_harada.jpg 原田義昭衆議院議員(以下、原田) 民主党政権には、まず、党自体に政権を担う経験がなかったこと、人材が揃っていなかったこと、何といっても寄せ集めであったことなどの問題がありました。寄せ集めでは、なかなか1つの政策がまとまらない。何をするにしても常に揉め事があり、結局、反論する人が反対したり、離党したり、だから結局、つぶれたのだと思います。そうした民主党の不手際の反省の上に立って、1つ1つを直していかなければなりません。やはり経済政策が一番重要であって、円高・デフレ対策そして成長戦略が必要でしたが、いずれも民主党政権は対応できなかった。さらには外交・安全保障、エネルギー政策、社会保障政策、教育政策、みんな「待ったなし」です。私たち自民党は、民主党の悪かったところを1つ1つ修正し、その上で自民党本来の思想・イデオロギーでもって、この国に活力を与え、国際社会で尊敬されるような国にしなければなりません。
 3年余の落選期間はたしかに辛かったですが、見方によっては、私も自由民主党も、じっくり反省して国の行方を考えるための十分な準備期間だったと思っています。そして、この間に得たものは大きかった。多忙ななかでは気づかいない人間の機微、とくに「社会的に弱い立場の方々に目を向けて心を砕く」という点でとても勉強になりました。

 ――沖縄・普天間基地、竹島、尖閣諸島など、外交・安全保障面の問題もありました。

 原田 とりわけ中国、韓国と、領土領海問題で大きな国際問題になっていますが、私は断固として戦い抜かなければならないと思っています。やはり、国民が誇りを持つために、日本人としての位置づけを再認識しなければいけません。戦後60年近く経って少子高齢化で、国の活力が昔に比べるとなくなってきた。外においては、かつての発展途上国が、今や日本の経済を上回らんばかりのエネルギーで成長しつつある。しかし、やはり日本は、国際社会の一流国として、これからも堂々とやっていかなければなりません。
 そのためにも、私は最終的に『領土領海省』を作りたいと思っています。そして、対外的には日本の主張を常に訴え、国民には主権意識を広める。どこが領海だかわからない国民が圧倒的に多いというのは非常に問題です。シンボルリックな意味で『領土領海省』を、決して金をかけず、省庁の看板を1つ付け加えるということを考えています。

 ――「闘う外務委員長」への期待もあると思います。

 原田 外交委員会の筆頭理事として、与党の側で主張していきます。努力が足らず、他国から押しまくられているのは当たり前です。私は、「なぜ議員になるのか?」と問われ、「今の国家の体たらくを正すために、どうしても自分が議会に出て行って訴えなければ、死んでも死にきれない!」と訴えて当選しました。民主党がどうのという以前に、自民党の外交も本当にだらしなかった。だから私のおよぶ範囲でこれから一生懸命やります。

(つづく)
【聞き手・文:山下 康太】

| (後) ≫

※1 2006年8月16日、日本の漁船がロシア国境警備局の警備艇に銃撃・拿捕され、乗組員1名が死亡する「第31吉進丸事件」で、当時、外務委員長であった原田氏は、ロシア臨時大使に強く抗議したことなどで、そう呼ばれた。


※記事へのご意見はこちら

政治一覧
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル