福岡市政から珍しく朗報が届いた。高島宗一郎市長が2月6日、4月から市長の給与(月額、地域手当を含む)と期末手当(賞与)を20%カットし、退職手当も50%カットすると表明したのである。
福岡市では市長の給与(月額)の10%カットが2004年度から10年度まで続いていたが、10年12月に就任した高島市長は、11年度からカットをとりやめて満額受給してきた。前回はカットの対象に、地域手当や賞与は含まなかったが、今回は、対象にする方針だ。3月議会に特例条例案を提案する予定。
福岡市長の給与(月額)は、現行130万円、地域手当としてその10%の13万円が上乗せされ合計143万円。賞与は、年間602万950円。20%カットすると、年間約463万円の削減になる。カット後の給与(月額、地域手当を含む)は114万4,000円、賞与は年間約481万。
退職金は、4年間の任期を満了した場合、現行3,744万円。50%カットで、1,872万円。特例でカットするのではなく、恒常的に半減したまま引き下げていいだろう。
福岡市は、副市長についても、給与(月額、地域手当を含む)と賞与の10%カット、退職手当20%カットを実施する方針だ。
※記事へのご意見はこちら