2月6日に宗像市で発生した詐欺事件について、福岡県警が注意を呼びかけている。
同事件は、金鉱山への投資話を持ちかけられた宗像市の女性が、手付金として100万円を郵送し、騙し取られた事件。近年は、振り込め詐欺への警戒感が一般に浸透してきたこともあり、郵送やメール便を用いた手口が再び増加傾向にあるという。景気の悪さや今後の生活への不安から、この種の詐欺話の被害は後を絶たない。
また、高齢の両親を養う立場にある現役世代の収入低下が、事件の背景となるケースもあるという。別の事件では、高齢の女性が「(生活費で)家族に迷惑を掛けたくない」との思いから、投資詐欺の被害に遭った。
金銭欲ばかりでなく、愛情に付け込むのも詐欺の典型例。高齢の家族がいる家庭では、より一層の注意が必要だ。
※記事へのご意見はこちら