<国家の意思としての公共事業>
公共事業とは、国家が行なう事業である。従って、エジプトのピラミッドや万里の長城も公共事業、仁徳天皇陵や金閣寺もすべて公共事業である。それらは現在、人類の財産として世界遺産となっている。
その一方、東京タワー、黒部ダム、瀬戸大橋、東名高速などは世界遺産ではない。まだ、歴史的価値がないからである。だが、同じ公共事業であることには変わりない。1000年後の人類が黒部ダムなどを見て、「偉大なる遺産だ」と考えないとも限らない。人間には、失って初めて物の価値を知る性質があるからだ...(⇒つづきを読む)
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