NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏のブログを紹介している。
今回は、2月9日~11日に開催されたG1サミットについて掲載している、2月11日午後9時20分のブログを引用する。G1サミットとは政治・経済・ビジネス・科学技術・文化など、様々な分野の第一線で活躍し、日本・世界を担っていくリーダーたちが学び交流する「日本版ダボス会議」を目指し作られたもので2009年より開催されている。
樋渡市長はタダのバカじゃ無い
安倍総理のビデオメッセージも寄せられた2月9日~11日のG1サミットが終わりました。今年で5回目ですが、僕は初めての参加で、最初はかなり気後れしていましたが、竹中平蔵さん、世耕内閣官房副長官を始め、皆さんから温かい声を掛けて頂きました。俳優の辰巳琢郎さんから、「武雄温泉どう?」って温泉でいきなり声を掛けられたのはびっくり(笑)。武雄市のことは僕が思っている以上に、というか遙かに知られているのは、良かったなぁってしみじみ。
まあ、僕みたいなアウトサイダーを良く呼ぶよねって思って見ていましたが、参加者は、大別すると、功成り名を遂げた人、その手前の人、また、その可能性がとても高い若い人たち。僕はそのどれにもあてはまないのですが、痛感したのは、一流の人間から学ぶ必要性。また、その人たちと議論する必要性。自覚しているつもりでしたが、こういう場に出ると、いかに最近、自分が学んでないか、良く分かりました。武雄市民、取り分け、子どもたちには、一流の人間に接する機会を今以上に増やさなくてはいけない。
その中で感心したのは、古川康知事。佐賀県からの参加は、おそらく、知事と僕。知事は、僕もよく参加していたのですが、それ以上に、いろんなミーティングに参加し、そこで、ネットワークを作り出し、それを佐賀県に活かそうという気持ちがひしひし伝わってきました。知事はほとんど発言されず、とにかく聴いておられた。その姿勢は見習いたいと思います。
一方で、古川知事の樋渡評にはみんなも僕も納得。CCCの増田社長と僕とのセッションで、最後に、僕のことを聞かれた知事が、「樋渡市長は、敵を沢山作っていると見られがちだが、敵陣に突っ込む前に、周りに味方を実によく作っている。だから、勝負は始まった時点で終わっている。だから、樋渡市長はタダのバカじゃ無い。」
最後の発言で、みんな大笑い。今までいろんな評価を頂きましたが、これが僕には一番しっくりします。話が脱線しましたが、G1サミットで得た様々な知見、ネットワークを、武雄市政に活かします。お誘い頂いたグロービス代表の堀義人さん、横須賀市長の吉田雄人さん、ありがとうございました。
樋渡氏のブログはコチラ。
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