第３極へ転身か――。政治資金による夜の政治活動（キャバクラ遊び）が問題となった岩本司 参議院議員の動向が注目される。

　きょう（20日）、民主党福岡県連が実施していた７月の参院選における同党候補者の一般公募に岩本氏は応じなかった。受付は午後５時に締め切られた。吉村敏男県連幹事長によると、同県連代表の野田国義 前衆議院議員のほか、昨年末の衆院選に広島１区から民主党公認で出馬していた野中幸市氏が応じた。

　岩本氏は、民主党政権で農水副大臣を務めていた2011年12月に、2010年の政治資金収支報告において、高級クラブやキャバクラの飲食代が計70万円以上も計上されており、テレビのワイドショーなどでも話題をさらった。

　その後、岩本氏の３期目の公認に難色を示す民主党福岡県連から昨年末の衆院選で福岡４区への出馬を打診され、ついに同県連は２月９日、岩本氏が改選を迎える参院選における候補者を公募で選ぶことを決定した。

　吉村幹事長によると、公募の締め切りに際し、岩本氏の秘書に確認したところ、「（公募への不参加は）手違いではない」との返答があったという。一方、民主党を追い越し、第２極への躍進をはかる日本維新の会へ、岩本氏がアプローチしているという情報がある。もっとも、キャバクラ遊びで民主党に追い出された問題議員をすんなり受け入れるとは到底思えないのだが・・・。

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