以前紹介したMLHグループの３店はしご酒キャンペーンの様子を見に行った。これまで常連さんへの謝恩企画だったものを今回、一般に開放。１万円で中洲にある同グループの４店舗のうちから３店を回ることができる。それぞれセットの時間は60分なので、合計で３時間も飲み放題となるのだ。このキャンペーンは、２月18日から23日まで行なわれており、行っていないという人やもう１回行きたいという人にもまだまだチャンスがある。
小生が訪れたのは同グループの１店「サントノーレ」。雰囲気からして常連さん的な感じの人や団体客で賑わっていた。６日間に渡って行なっているので、日によってバラつきはあるが、全般的に大好評だという。とはいえ、普段からキャバクラをはしごする人は少ない。なぜ、このような謝恩企画ができるのかと言えば、店単位ではなく、グループ単位で常連さんを持つ同グループのブランド力が背景にある。
同グループの店に行ってみるとそれがよくわかる。自称「人見知り」の小生などは、キャバクラで自分なりに緊張したりもするのだが、初めての娘でも適度に会話をふられ、無理なく打ち解けられることが多い。男性スタッフも含めて、スムーズな客への対応は、女性の接客と合わせて総合的な居心地の良さを作っているのである。これがグループ全店舗で徹底されており、したがってコアなユーザーとなれば、接待の相手に応じてMLHグループの店を使い分けたりするのである。ある意味、はしご酒キャンペーンも自信がなければできない企画である。
お店によると、小生の記事を印刷して来店されたお客さんもいるらしく、読者諸兄にお役にたてたことは喜ばしい限りだ。今回、参加できなかったという人には、２月25日の「Monday Ticket」をオススメする。いわゆる割引チケットが最初の店舗でもらえ、２軒目は5,000円、３軒目は4,000円となる。気軽に豪遊したいという中洲っ子に、ぜひ活用してほしい。
長丘 萬月 （ながおか まんげつ）
福岡県生まれ。雑誌編集業を経て2009年フリーに転身。危険をいとわず、体を張った取材で蓄積したデータをもとに、「歓楽街の安全・安心な歩き方」をサポートしてきた男の遊びコンサルタント。これまで国内・海外問わず、年間400人以上、10年間で4,000人の歓楽街関係者を『取材』。現在は、ホーム・タウンである中洲（福岡市博多区）にほぼ毎日出没している。
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