200年以上の歴史を持つ、久留米が誇る伝統工芸品"久留米絣（かすり）"。縦糸と緯糸が織り成す紋様は精巧さを極めていて美しく、木綿ならではの素朴な風合いがあり、かの小説家・太宰治も好んで着用していたという。かつては生活のなかのさまざまな場面で用いられていた久留米絣だが、その後の生活様式の変化にともない、しだいにその利用頻度は少なくなっていってしまった。
そんな久留米絣の魅力を改めて発信していくことを目的とした、今年で第16回目を迎えるイベント「藍・愛・で逢いフェスティバル」が、３月16日（土）、17日（日）に開催される。
"普段生活のなかで潤いの装いと発見"をテーマにした「久留米絣ファッションショー」や「2013久留米絣新作発表会」が開催されるほか、26企業が出展する久留米絣や工芸品小物などの販売、手織り体験教室、久留米絣を着用しての記念撮影など、さまざまなイベントが予定されている。また、久留米市の姉妹都市である福島県郡山市の観光物産フェアも開催される。
久留米絣の魅力を文字通り"肌で感じる"ことのできるこのイベントで、伝統の"藍"に包まれてみてはいかが。
＜日 時＞
３月16日（土）・17日（日） 午前10時～午後５時
＜場 所＞
地場産くるめ（久留米地域地場産業振興センター）（福岡県久留米市東合川５-８-５）
※両日とも、JR久留米駅～西鉄久留米駅～会場間で、無料送迎バスが運行
＜主催・お問い合せ＞
藍・愛・で逢いフェスティバル実行委員会
TEL：0942-44-3701
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