ロシアのチェリャビンスク州に2月15日に隕石が落下し、多数のけが人を出した事件から数日後、早くもその隕石のかけらと称するものが中国のインターネットショッピングサイト「タオバオ」に多数出品されていることがわかった。
タオバオは「見つからない宝物はない。売れない宝物はない」をコンセプトにあらゆるものが出品されているが、今回も眉唾モノの逸品が加わることとなった。「隕石」「ロシア」などで検索すると、300以上の品物が検索にヒットした。どう考えてもいかがわしそうなただの石ころみたいなものが大半だが、中にはペンダントやブローチなどのアクセサリーに加工されているものも登場している。価格は360元(日本円で約4,300円)から1万3,500元(日本円で約16万2000円)あたりまで、かなりの広範囲の値がついているが、ほとんどの商品に買い手がついていないようだ。中国のインターネットメディアでも早速この情報はニュースとなり、「ほとんどが偽物なので騙されないように」との注意を促す記述も出ている。
ちなみに、ロシア方面を主力に扱っている東京の旅行代理店が隕石の落下地点を見学する旅行ツアーを企画するなど、日本でも隕石をめぐるビジネスが生まれているが、個人レベルで何でも商売にしようとする中国人の商魂たくましさは、少しばかり見習うべきか!?
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