福岡中洲や小倉、東京銀座などの歓楽街に数十棟の「丸源ビル」を所有する不動産会社グループが、所得を隠し脱税した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は5日、丸源ビルオーナーの川本源司郎容疑者を逮捕した。脱税の疑いが持たれているのは、容疑者が社長を務めていたビル管理会社の「東京商事」(すでに清算)。
川本容疑者は北九州市出身。多数の飲食ビルを所有することから、かつては雑誌で「銀座の不動産王」などと取り上げられ、高額納税者の「長者番付」の常連でもあった。川本容疑者の資産は1,000億円を超えるとも言われる。近年はビルの老朽化から空室が目立つようになり収益が悪化したため、複数のビルを売却していたという。
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