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脱原発・新エネルギー

音楽に乗せて「さよなら原発」~「3・11」から2年・福岡市で集会
脱原発・新エネルギー
2013年3月11日 13:42

 「3・11」――東日本大震災の発生から2年目を迎える前日の10日、福岡市で脱原発を求める「さよなら原発!福岡集会」が開かれた。会場となった博多区の冷泉公園には、約2,000人が集まった。福島第一原発の事故を受けて、原発ゼロをめざして2011年11月から開かれているもので、今回が9回目。
 
0310.jpg 集会では、福島から佐賀県に家族で避難している木村雄一さんが「福島は、解決もされなければ、始まってもいない。あの日のままでいます」と訴えた。
 この後、福島で結成され東北を中心に活動してきた音楽グループ「レインボーミュージック」が、ふるさとや友人、福島への思いを込めて、「ホームタウン」「フレンドシップ」「FUKUSHIMA」を熱唱した。レインボーミュージックのメンバー5人のうち、3人が福島県出身。そのうち1人は、原発の隣接地で現在も「帰還困難区域」である浪江町の出身だ。「FUKUSHIMA」では、「♪さあ涙を拭いて青空を見上げ/世界が平和に変わる序曲/あなたに届くことを願うよ」とうたい上げた。
 集会では、香春町の加治忠一町長による「『脱原発社会』を目指したエネルギー戦略に転換することは、人類最大の課題」とするメッセージが紹介された。

 集会後、2つのコースに分かれて九州電力本社前と天神の警固公園に向けてデモ行進。参加者が、斉藤和義さんや沢田研二さん、UA、大江健三郎さんらの写真ポスターを掲げたり、太鼓を叩いて緩急自在のリズムを奏でながらアピールすると、通行人が「原発いらない」と唱和したり、カメラで撮影するなど、盛り上がりを見せていた。
 トラックの荷台をDJブースに仕立て、音楽をかけながら2人のDJが脱原発を訴える「サウンドデモ」は、市民の注目の的。DJを務めたのは、シンジとトミーの2人。DJシンジは「大人が原発反対を言わなければいけない。言うのは今でしょう」「僕たちは電気がいらないと言っているんじゃないんです。原発の電気はいらないと言っているんです。現に九州では原発なしで電気が足りているじゃないですか。原発いらんばい!ほかの電気でよかろうもん」と呼びかけた。
 DJトミーは、「♪SOSが聞こえる/地球が崩れだしている」(THE MODS「S・O・S」)に乗せて、「福島第一原発は世界中に放射能をばらまいている」と批判。「私たちは原発をなくすための長い旅に旅立っています。原発のない未来へ旅立っていきましょう」と訴えた。
 DJトミーは、本業が弁護士の後藤富和氏。デモ終了後「天神の若者が途中から加わって声を上げてくれた。福島のことを忘れずに原発をなくすまで私たちは訴え続けます」と語った。

【山本 弘之】


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