(株)村上コーポレーション
回復軌道に乗るか
熊本バス(株)
難局を乗り切れるか
■肥料・飼料卸(熊本)/熊本協販(株)
回収難 決済不調 負債総額 約9億円
代 表 : 植松 莊太郎
所在地 : 熊本市中央区水前寺1-11-3
設 立 : 1991年6月
資本金 : 2,000万円
売上高 : (12/8)約21億3,200万円
2月28日に決済不調に陥っていた同社は、3月4日に再度の決済不調に陥り、事後処理を弁護士に一任した。担当は川上修弁護士(西日本法律事務所、北九州市小倉北区金田1-8-5、電話:093-888-7100)。負債総額は約9億円が見込まれる。
■ゴルフ場経営(佐賀)/有明ゴルフ(株)
販売不振 民事再生法適用申請 負債総額 約17億8,300万円
代 表 : 福田 明
所在地 : 佐賀県武雄市北方町志久3487
設 立 : 2003年8月
資本金 : 3,000万円
売上高 : (12/3)約2億9,000万円
3月4日、同社は福岡地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令を受けた。申請代理人は徳永響弁護士(徳永賢一法律事務所、福岡市中央区赤坂1-13-7、電話:092-712-4550)。監督委員は山本紀夫弁護士(山本法律事務所、福岡市中央区天神1-6-8、電話:092-714-0707)。負債総額は約17億8,300万円。
■水産練製品製造(佐賀)/唐津蒲鉾協業組合
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 約2億5,000万円
代 表 : 藤川 一雅
所在地 : 佐賀県唐津市海岸通7182-280
設 立 : 1970年10月
資本金 : 4,230万円
売上高 : (12/3)3億4,409万円
2月28日に事業を停止した同社は、3月1日、破産手続申請の準備に入った。担当は木下健太郎弁護士(福田・木下法律事務所、長崎市興善町2-31、電話:095-816-3261)ほか3名。負債総額は約2億5,000万円が見込まれる。
■アクセサリー卸売ほか(長崎)/(株)ニル
販売不振 民事再生法適用申請 負債総額 約2億6,000万円
代 表 : 原田 健一郎
所在地 : 長崎市住吉町15-7
設 立 : 1985年3月
資本金 : 6,612万5,000円
売上高 : (12/1)約4億5,100万円
2月26日、同社は長崎地裁へ民事再生法の適用を申請、27日に保全命令を受けた。申請代理人は山上祥吾弁護士(弁護士法人山上国際法律特許事務所、福岡市博多区博多駅前2-1-1、電話:092-477-8838)ほか1名。監督委員は吉田良尚弁護士(長崎清和法律事務所、長崎市賑町5-21、電話:095-821-1070)。負債総額は2012年1月期時点で約2億6,000万円。
■特集・都市福岡の可能性を探る
熱気帯び始めた福岡の不動産市場
地場企業による収益不動産の取得の動きが顕在化し始めた福岡市中心部。REITも取得の動きを見せ始め、リーマン・ショックで落ち込んだ不動産市場に光がさし始めた。注目を集める福岡市中心部の不動産の動きに合わせるように、天神明治通りでは地権者を中心とした協議会が容積率緩和の都市計画提案書を福岡市へ提出した。老朽化したビルの建て替えのネックとなっていた容積率に、400%緩和の可能性が出てきたことで、建て替えが現実味を帯びてきた。
○容積率が最大1200%へ緩和
○活発な中心部のビル取引
○石油小売会社が収益不動産を購入
○REITも取得に動き始めた
■特集・都市福岡の可能性を探る
《業界を読む》日銀の買い入れとアベノミクス 相乗効果で再び上昇基調に
J-REIT業界(福岡市)
リーマン・ショック直後は時価総額7兆円台だったが、翌年には2兆円台にまで縮小したJ-REIT市場。しかし今年、アベノミクス効果もあって時価総額は6兆円台まで回復。再び市況は好転の兆しを見せている。今回、福岡市のJ-REIT動向を1つの指標として、今後の市場の可能性について探っていきたい。
○金融緩和の一環として日銀による買い入れ
○買い控えの福岡リートも積極的に投資
○大手企業の再進出 売りより買いが先行か
■特集・都市福岡の可能性を探る
文化施設による市街地活性化 福岡に巨大な現代美術館を
福岡商工会議所の集客・交流委員会と建設部会の共催による集客・交流講演会「町を元気にする美術館」が、1月28日に開催された。同講演会では、かつてベネッセアートサイト直島のアーティスティックディレクターを務め、現在は金沢21世紀美術館の館長である秋元雄史氏をゲストに迎えての講演のほか、美術評論家の伊東順二氏を交えての対談などが行なわれた。メインテーマは、美術館というものがまちづくりにおいていかに重要なファクターになり得るか―。同講演会の内容を踏まえながら、福岡のまちづくりの可能性を探っていく。
○古都・金沢に息づいた現代美術館
○伝統と現代がぶつかり良い意味での刺激に
○福岡から文化の発信を
■企業クローズアップ
本気のデザイン、企画力、施工力で勝負 縁を大切にし続けて40年
クレアプランニング(株) 代表取締役社長 中田 泰平 氏
北天神、日銀福岡支店からさらに北に入ったところに「クレアビル」がある。昨年12月、クレアプランニング(株)が大野城から本社を移して活動を開始したのだ。店舗内装を中心に幅広い活躍を見せる同社の原動力は、人との縁と本気で取り組む人間力にある。同社代表取締役の中田泰平氏に、不況を生き抜く企業経営者の考え方を聞いた。
○本社を大野城から天神に移す
○デザイン全般にチャレンジ
○全力で打ち込む集団になりたい
■情報ファイル
東南アジアで成功した「紙おむつ」のユニ・チャームの開拓手法
「1兆円クラブ」―。株式時価総額(株価×発行済み株式数)が1兆円を超える企業である。上場会社にとって優良会社の証だ。アベノミクスの株高の追い風で、1兆円クラブに仲間入りしたのが、赤ちゃん用紙おむつ「ムーニー」でお馴染みのユニ・チャーム。3月1日の株価は5,470円、時価総額は1兆1,319億円だ。東南アジア諸国に入り込んで、現地で商品を販売することに成功している数少ない企業である。どのような方法を採ったのか。
○インドネシアや中国で好調
○赤ちゃん用紙おむつ 業界NO1に
○タイでは業態別一番店を攻略
○インドネシアでは雑貨店を開拓
○低価格の紙おむつが空前の大ヒット
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