簡易型ポケットチーフ「フィックスポン」。4年前に登場したばかりだが、豊富な品ぞろえと優れた機能性で、今では全国の百貨店などを中心に取扱店が増加している。需要の拡大により3月15日には天神VIOROに専門店(L-FEO)がオープン、ポケットチーフ全体の普及にも意欲を示す。フィックスポン・ジャパンの社長で社団法人日本ポケットチーフ協会の代表理事も務める川口祐也氏に今後の展望を聞いた。
――ポケットチーフの需要が伸びているようです。
川口 ファッション雑誌などのメディアでの取扱が増えました。弊社へのテレビ局からの衣装協力要請も増加しています。
――夏場はクールビズが浸透しましたが、ノーネクタイでも付けていいものですか。
川口 マナーとしては全く問題ありません。7年ほど前からクールビズが提唱されるようになりましたが、需要が減ったネクタイ業界が打開策としてポケットチーフに参入していったのです。
――フィックスポン・ジャパンは専業ですね。
川口 狭い市場だけに今のところ専業での参入はありません。弊社は1,000種類以上の品揃えをしています。加えて簡単に挿入できる機能性を持っていることが評価されています。
――主なターゲット層は。
川口 購買ターゲットはギフト市場すなわち女性がカギを握ります。「ネクタイとかハンカチは当たり前すぎる。少し個性的なものを」という方のニーズを捉えた商品です。実際に購入される方の半数以上が女性で普及に貢献していただいています。ですから百貨店やブランドショップで扱って頂く商品として最適です。
――今後の抱負を教えて下さい。
川口 おしゃれな方やセレブ層はポケットチーフを活かしたコーディネートが上手です。フィックスポンは普通の男性がつけるようになるまで普及させたいです。実は私はファッションには疎かったのです。今でも普通にジャージで天神を歩けます。だからこそおしゃれが得意でない方の気持ちが良く分かります。そうした方々に是非着けて頂きたい。男性がポケットチーフをネクタイの当たり前につける。それはフィックスポンでなくても良いのです。将来的には日本独自のポケットチーフ文化を創っていきたいと思います。
<COMPANY INFORMATION>
■フィックスポン・ジャパン(株)
代 表:川口 祐也
所在地:福岡市中央区赤坂1-3-1
設 立:2008年10月
資本金:1,000万円
TEL:092-985-5735
FAX:092-985-5736
URL:http://www.fixpon.com/
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