我が国の政治・行政は、何をもって成果を評価されているのか。政治家や公務員は、何をもって能力を評価されているのか。『評価される側が発信する情報』を除けば、それらの問いに具体的に答えられる人はいないだろう。残念ながら、我が国の政治・行政には、「仕事を任せた人に〝会〟って、その功績を〝計〟る」という『会計』本来の概念(公会計)がないからだ。
今回、NET-IBは、政治情報プラットフォーム「政治山」を運営する(株)パイプドビッツとの共催で、千葉商科大学大学院教授の公会計研究所・吉田寛代表を講師に招き、政治・行政を評価する上で有用な情報となる『公会計』についての特別講演会を開催する。
吉田教授は、「税を預けるに足る能力のある者を見出すことができなければ、子どもにツケが回ります」「税の必要を簡単で、わかりやすく、納税者に説明しなければなりません」と、地方自治体の首長や議員、職員を対象に『公会計』についての啓蒙活動を行なっている。
講演内容は、テクニカルな内容に終始せず、『自由』や『民主主義』、『税』の本質から始まる。選ぶ側である有権者は、吉田教授の講演を聞くことで〝与えられる情報〟に惑わされることはなくなる。
福岡市における吉田教授の講演は、5月8日(水)午後6時から、データ・マックス セミナー室で行なわれる。参加費は1人3,000円(事前振込)。先着60名限定となっている。申し込みについては記事下のメールフォームから。
<プロフィール>
吉田 寛 (よしだ ひろし)
博士(政策研究)。公会計研究所代表。自由経済研究所代表。千葉商科大学大学院教授。公認会計士/税理士。著書に「住民のための自治体バランスシート」(学陽書房)、「公会計の理論」(東洋経済新社/第32回公認会計士協会学術賞受賞)、「新公会計制度のための複式簿記入門」(学陽書房)など。最近では、より多くの人に『公会計』を広めるためマンガによる解説本「均衡財政と公会計 子供にツケをまわさない!」を発刊。このほか、福岡県福津市で「町民の賃借対照表」「町長の賃借対照表」「成果報告書」を作成した。HPはコチラ。
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