4月1日、菓子製造・販売の地元大手(株)さかえ屋が、役員の大幅刷新を行っていたことが判明した。新旧役員は以下の通り。
【前役員】
代表取締役社長 森山 敏弘
取締役副社長 野路 潔
常務取締役 川島 一久
取締役 永木 淳一
監査役(社外) 中原 一徳
【新役員体制】
代表取締役社長 森山 敏弘(留任)
取締役副社長 川島 一久(役職変更):西日本シティ出身
取締役(社外) 藤川 宗親(役職変更):トモス
取締役(社外) 中原 一徳(役職変更):ドーガン
取締役(社外) 深水 良彦(新任):ドーガン
監査役(社外) 久保山眞市(新任):税理士
執行役員 市川 徳隆(新任):トモス
執行役員 大山 嘉正(役職変更):現従業員
執行役員 梶原 義広(役職変更):現従業員
顧 問 野路 潔 (役職変更):旧役員
顧 問 永木 淳一(役職変更):旧役員
顧 問 大塚 智 (役職変更):トモス
ところで、西日本シティ銀行は、中野一族から株式を召し上げる際、「梅原氏は関係ない」と説得してきた(録音記録に基づく)。梅原氏はトモスの会長であり、トモスのHPで企業理念を語る存在だ。過去にさかえ屋の社長を務めた経歴も持つが、創業者・中野辰弥氏の遺言によって、梅原氏と中野家の間に根深い確執が横たわる。
このような背景を知ったうえで発された「梅原氏は関係ない」という言葉は、非常に重い意味を持つ。道義的な側面はもちろん、株式譲渡の意思表示(法律行為)がその有無に大きく左右されるからだ。今回の役員改選を受け、当の銀行マンは何を思うのだろうか。
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