4日、西日本・カンボジア友好協会設立記念行事がホテル日航福岡で開催された。
今年、日本とカンボジアの国交60周年という節目を迎え、西日本とカンボジアのさらなる友好関係を発展させることが目的。設立時点での入会団体数は、当初期待していた100を大きく上回る124団体。関心の高さが伺えた。
西日本・カンボジア友好協会会長八頭司正典氏は挨拶のなかで「アジア諸国のなかでも特にビジネスを展開しやすい環境が整っている。アジアゲートウェイ福岡を中心に九州・西日本の皆様と共にカンボジアとの経済協力を進めていきたい」と、力強く述べた。
その後、協会事務局長大谷賢二氏より、「カンボジア 進みゆく経済発展とビジネスチャンス」をテーマに記念講演が行なわれ、「ネット環境は日本よりも先進的」といった日本人のイメージにはないカンボジアの現状について、魅力を語ってくれた。スライド写真が映し出されるたびに、会場からは驚きの声が聞かれた。
来賓として招かれた在日本カンボジア大使のハオ・モニラット氏は「日本からの直接投資は年々増えている。皆様の協力で我が国の農業、観光業、インフラ産業をさらに活性化してほしい」と述べ、今回の設立に大きな期待を寄せている。
九州においてはこれまで多数の国や地域と友好協会を発足させているが、慈善事業や資金援助という形が多く、相互交流が永続的に行なわれることが少なかった。しかし、今回の協会設立にあたってはビジネスを中心に置き、活発な経済交流を行なうのが目的である。総会後の交流会では、各団体が活発に情報交換し、意欲的にビジネスチャンスを覗おうという熱気であふれていた。
<入会申込み・お問い合わせ>
西日本・カンボジア友好協会事務局(福岡県中小企業経営者協会連合会内)
所在地:福岡市博多区博多駅前2-9-28 福岡商工会議所ビル1F
TEL:092-451-8593
FAX:092-451-9379
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