八女カイセー(株)
原価高騰で収益低迷
(有)なりざわ
難局を乗り切れるか？
■家具製造（福岡）／大日家具工業(株) ほか２社
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約３億円
代 表 ： 田中 幸年
所在地 ： 福岡県筑後市大字水田527
設 立 ： 1983年４月
資本金 ： 1,000万円
売上高 ： （11/8）約４億2,000万円
４月１日、同社および関連会社の(株)大幸木工（福岡県大川市大字中八院223、同代表）、大川総合家具(株)（福岡県筑後市大字下北島1080、同代表）の計３社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は春山九州男弁護士（春山法律事務所、福岡市中央区大名2-10-23、電話：092-712-2458）。負債総額は３社合計で約３億円が見込まれる。
■写真製版（福岡）／(株)宣技堂
採算割れ 破産手続開始申請 負債総額 約４億3,000万円
代 表 ： 中村 弘明
所在地 ： 福岡市東区多の津1-5-7
設 立 ： 1966年１月
資本金 ： 1,000万円
売上高 ： （11/12）約２億2,000万円
３月15日、同社は福岡地裁へ破産手続開始を申請した。申請代理人は松本佳郎弁護士（松本法律事務所、福岡県久留米市中央町38-6、電話：0942-38-5992）。負債総額は約４億3,000万円が見込まれる。
■管工事（福岡）／潮管工設備(株)
【続報】破産手続開始決定 負債総額 約6,300万円
代 表 ： 石松 利一
所在地 ： 福岡県筑紫野市原878-1
設 立 ： 1976年４月
資本金 ： 1,000万円
売上高 ： （09/3）6,323万円
弊誌2010年３月18日号「モルグ」で既報の同社は、今年３月19日に福岡地裁久留米支部から破産手続開始決定を受けた。申請代理人は前田豊弁護士（あおぞら法律事務所、福岡市中央区大名2-7-11、電話：092-721-1425）。破産管財人は富永孝太朗弁護士（青翠法律事務所、福岡県久留米市中央町38-6、電話：0942-36-2177）。負債総額は約6,300万円。
■太陽光発電システム販売・施工（熊本）／(株)エネルギー21
販売不振 破産手続開始決定 負債総額 約9,100万円
代 表 ： 坂田 靜弘
所在地 ： 熊本市中央区南千反畑町14-6
設 立 ： 1989年５月
資本金 ： 1,000万円
売上高 ： （10/4）約6,000万円
弊誌2010年３月29日号「アラーム」などで既報の同社は、今年２月28日に熊本地裁へ破産手続の開始を申請し、３月15日に開始決定を受けた。申請代理人は吉田賢一弁護士（吉田法律事務所、熊本市西区池田2-6-40-7、電話：096-312-1270）。破産管財人は都留清弁護士（津留山村法律事務所、熊本市中央区紺屋今町2-1、電話：096-312-8511）。負債総額は約9,100万円。
■特集・腐敗の温床と化す福岡市政
歪められた市業務委託の業者選定 市顧問、自社取引先の業者選定に関与
調査報道サイト「HUNTER」が斬る
福岡市の腐敗は、市長周辺から起きていた―。福岡の調査報道サイト「HUNTER」の調べによると、高島宗一郎市長の友人で福岡市顧問に就任している会社社長・後山泰一氏が、自社の取引先企業が選ばれた業者選定で選考委員を務めていたことが判明した。同様のかたちで後山氏の会社の取引先企業が選ばれたのは計３回。公費が投入される事業における業者選定で、公平・公正が否定される事態だ。"疑惑"と言っても過言ではない。今回、HUNTERの許可を得て、同サイトが報じてきた一連の問題についての記事をまとめた。
○問題の顧問は高島市長の友人
○選ばれたのは市顧問の取引先 問われる情報漏洩の有無
○問われる市長の責任
○９件中８件で同業の市顧問が選考委員
○うち８件は顧問の会社の業務に合致
○選考委人選に高島市長の影
○問われる「私物化」
○選ばれた外資系広告代理店は顧問の"仲間内"
○外資系広告代理店との深い関係
○市内部からも厳しい批判
■特集・腐敗の温床と化す福岡市政
「ロボスクエア事件」とPR業務委託業務に見る発注制度の落とし穴
福岡市関連の委託業務をめぐっては、2010年に詐欺・贈収賄事件が表面化したばかりだ。「ロボスクエア詐欺事件」とマスコミ関連業務委託からは、発注に関わる市の課題が浮かび上がる。
○甘い管理体制に付け込んだ「ロボスクエア事件」
○広告業界関係者からの後山氏への痛烈な評価
○求められる早急な制度構築と透明化
■特集・腐敗の温床と化す福岡市政
福岡市政を私物化した我欲 華々しい経歴から垣間見えるもの
企業研究
調査報道サイト「HUNTER」が連日、福岡市特別顧問の民間会社社長・後山泰一氏について報じている。周囲の企業経営者らからは、"物腰の柔らかい好青年"と評判の後山氏であったが、同サイトによって、市の業者選定などでさまざまな疑惑が浮上している。好青年から一転、渦中の人となった後山氏とは、一体どのような人物なのか。後山氏の経歴から現在に至るまでを調べてみた。
○学生起業家だった後山氏
○独立後パルコ事業にも参画
○会社経営は順調か
○市政を私物化した我欲
■特集・腐敗の温床と化す福岡市政
市顧問という"抜け道"を利用 「天の声」と同じ効果か？
福岡市発注の業務委託をめぐって浮上した市顧問の会社社長による業者選定疑惑。市顧問という特別職とはいえ、民間企業の社長が同業他者を選定する立場にあったことは、政治倫理上の問題がある。
○市長の友人が選定委員では公平性が保てない
○「利害関係者外すのは常識」他自治体が共通して回答
○「市民への宣伝」のために発想 パフォーマンスだけで中身がない
■特集・腐敗の温床と化す福岡市政
「異常だ」と議員・市役所ＯＢ 福岡市顧問の業者選定疑惑
福岡市発注の業務委託をめぐって浮上した業者選定疑惑―。市顧問の会社社長、後山泰一氏が選定委員を務めた業務委託内容のほとんどが、自らの会社の業務と同じだったとして、選ばれた業者との密接な関係が疑われている。特別職とはいえ民間企業の社長が同業他者を選定する立場にあったことが発覚し、市議会関係者や福岡市役所OBから「異常だ」と批判が広がっている。
○露骨、稚拙、幼稚... 公平性確保の手続きがない
○「市顧問を隠れ蓑にお手盛り予算だ」
■特集・腐敗の温床と化す福岡市政
高島福岡市長の「発信力」 ブログ更新は武雄市長の５分の１以下
民放アナの経験を活かし、「発信力」でもって福岡に元気を取り戻すべく、2010年10月の市長選に初当選した髙島宗一郎福岡市長。ところで、その「発信力」は、どのように発揮されているのだろうか。今回、インターネットでさまざまな情報発信を行なっている樋渡啓祐武雄市長と比較した。
■経済事件簿
肥後銀行で執行役員らが書類送検 違法な長時間残業は全行員の９割に
３月19日、肥後銀行（熊本市）の取締役を含む３名が、長時間残業をさせた労働基準法違反の容疑で書類送検された。また同日、肥後銀行は不払いだった残業代として２億9,000万円を全行員の約９割に当たる2,080名に支払った。このような不祥事は、経営の範たるべき金融機関で起こってはならない。労働環境を正して、地域経済の発展のために尽くしていただきたいと願うばかりだ。
○悪質性が高く書類送検が適当と判断
○過去に関連会社で自殺者も
○銀行は経営の範たるべし
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