4月6日、ホテル日航福岡(福岡市博多区)において、芝浦特機(株)(福岡県北九州市小倉南区、藤松信弥代表)の設立30周年記念パーティーが行なわれた。
同社は、2013年3月末、現時点で日本最大となるメガソーラー発電所「みやま合同発電所」を本格開業させた芝浦グループホールディングス(株)(同所、新地哲己代表取締役会長兼CEO)傘下の1社。ホールディングス制に移行する以前は、同社が長らくグループを率いる役目を担ってきた。時代の最先端を行く再生可能エネルギーの分野に身を置き、2013年7月期のグループ総売上高で300億円を見込む企業の30周年記念パーティーとあって、会場は600名近い人で溢れかえる大盛況となった。
折しも、当日は新地会長60歳の誕生日。田川の貧しい炭鉱住宅の家に生まれたこと、野球の特待生として高校生活を送ったこと、生活を支えるためのアルバイトで商売のイロハを学んだことなど、自身の半生を振り返るくだりもみられ、会場からは盛大な拍手が巻き起こった。
続けて壇上に立ったのは芝浦特機・現社長の藤松信弥氏。新地氏同様、駆けつけた関係者に感謝を述べた後、「新地会長60歳の節目に芝浦特機が30周年を迎え、その半分の15年間を会長と共に過ごした神奈川生まれの自分が芝浦特機の社長に就いていることに、不思議な『縁』を感じる」と挨拶。感極まって言葉に詰まる場面も見られたが、「今後も、皆様方との『ご縁』を大切にして参りたい」と締めくくった。
来賓挨拶では、先ほど紹介のあった遠々内昭彦氏や、監査法人トーマツ出身の古賀マネジメント総研代表・古賀光雄氏が壇上に立ち祝辞を披露。古賀氏は同社の速やかな株式上場を壇上で宣言し、会場が大いに沸く場面も見られた。
同社が「30年間の御恩返し」を謳うだけあって、演出や食事にも相当な力が注がれており、食事とともに様々な趣向のイベントが進行。「新地会長還暦祝賀会」も併せて行なわれ、生バンドが場を盛り上げ、歌手・前川清氏が登場するなど、笑いと拍手が絶えない30周年祝賀行事となった。
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