NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏のブログを紹介している。
今回は、最近市役所で起きたミスとその対応について記載している、4月8日午後9時45分のブログを紹介する。
行政でこういう対応できるとこ 他にあるだろうか?
武雄市役所は、武雄市図書館を始め、大仕掛けの話で盛り上がりますが、99%は、地味で地道な仕事です。最近、こんなことがありました。
(1)武雄市Facebookページに、以下の記事が投稿されました。
(2)この記事をご覧になったAさんが、武雄市教育委員会の文化学習課にお電話。担当者の勘違いや力量不足により、電話を他の課に転送してしまう。このたらい回しの対応で、Aさんが、以下のコメント。
(3)コメントを確認したフェイスブック・シティ課より文化・学習課に連絡。フェイスブック・シティ課が以下のコメント返信を行うとともに、文化学習課(スポーツ係)よりAさんに、お詫びの電話をする。あわせて、私からも謝罪のコメント
私が言うまでもなく、行政を含む組織、そして、人はしょっちゅう間違いを起こします。しかし、起きた間違いに対して、そのまま放置していたのは、行政が多い。企業だったら、売上げ、風評に繋がっていくのに対して、行政は、基本的に潰れないことから、クレームや要望に対して鈍感なことが多かった。
それを変えたのは、Facebookだと思う。今回、Aさんとのやり取りを紹介(了解をとっています)しましたが、このやり取りが一方通行にならずに、皆さんと共有されている。今までだったら、市長の僕にも、このやり取りは報告はありません。しかし、市Facebookは390人の職員もそうですが、2,3時間に1回は見ていると、割と即座に対応ができます。そして、その対応をAさんを含め、みんなが見ている。
Facebookは、情報の双方向性と共有性、そして、スピードが担保されます。今回もまた、Aさんによっていろいろ学ぶことができました。最後は、温かいコメントをくださり、感謝しています。これからも、私たちは、地道な仕事を通じて、しっかり応えていきたいと思います。
樋渡氏のブログはコチラ。
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