TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加に向けて日米両政府が進めてきた事前協議で、7月にも交渉入りするとの見通しが出されている。そのなかで建設業への影響については賛否両論だ。
TPPの24分野のなかには「政府調達」の項目があり、これは政府による物品や建設事業を含めたサービスの調達を指しているが、交渉参加となれば、公共事業に対する外国企業への門戸開放が焦点の1つとなる。
4月5日の閣議後の記者会見で太田昭宏国土交通大臣は、TPP交渉参加について、「地域の建設業界の健全な発展に十分配慮」し「国益にかなう最善の道を追求したい」との認識を示している。安倍首相の「守るべきものは守る」との発言を踏まえたものだ。
しかし、入札制度のあり方など課題は多く、東南アジアへの進出が進むとの肯定的な意見がある一方で、外資の参入に懸念を示す建設業者や学識者の声も聞かれる...(⇒つづきを読む)
◆建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。
※記事へのご意見はこちら