<健康管理の会員制コミュニティ>
ヘルスメーターの大手タニタが、ローソンHMVエンタテイメントと連携し、会員制のヘルスケアエンターテイメントコミュニティ「タニタ健康くらぶ」を立ち上げ、5月11日よりサービスを開始する。
ウェブとリアルの両面で、健康づくりを応援する。ウェブ上では、ベストセラーになった「タニタの社員食堂」のレシピの調理解説やエクササイズの動画を見放題。リアルの場では、会報誌の発行、会員限定の健康セミナー、ウォーキングなどのフィールドワークイベントを各地で開催し、健康志向の高まりをバックアップする。健康に関する情報発信だけでなく、楽しみながら参加できる交流の場を創出する。会員同士が実際に交流できるヘルスケアサービスは、日本で初めてとなる。年会費は5,000円。
タニタの谷田千里社長は「新しいヘルスケア市場の開拓をしたい。エンタテイメント性を持って、楽しく継続できる"健康リテラシー"の向上を目指す」と語った。来年5月までに会員数1万人、16年までに会員数10万人到達を目標に定めている。
ローソンHMVエンタテイメントは、5月11日に神奈川県の日産スタジアムで、エンタメとランニングが融合したイベント「ENTERUN」を開催するなど、スポーツ参加型イベントのチケット販売で健康づくりと関わってきた。ファンクラブの運営などで得たノウハウをコミュニティ運営に生かす。ローソンHMVエンタテイメントの坂本健社長は「健康を軸にスポーツに取り組む人は増えている。楽しく続けることが必要。ローソンHMVの持つ会員クラブ運営などエンタメのノウハウを生かしたい」と意気込む。
<楽しく健康づくりを支援>
これまでもウェブ上で、健康づくりを支援するサイトはいくつか出ているが、いずれも「続けにくい」「楽しさに欠ける」「成果が出にくい」などの課題が上がっていた。そこを解消するために、「計る」「食べる」の両面で健康づくりのノウハウを持つタニタと、エンタメのノウハウと全国に店舗ネットワークを持つローソンHMVがタッグを組んだ。
5月には、女優・優香さん主演の映画「体脂肪計タニタの社員食堂」が公開され、勢いに乗るタニタ。今度は、ローソンHMVとの連携で、健康づくりを楽しくプロデュースする。全国のローソンに設置されている「Loppi」からも会員登録が可能。
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