(株)クリエイト
役員退任で債権図る
(株)第一メディカ
企画受託の草分け企業、低迷続く
■水産練製品製造・卸(福岡)/(株)カネモリ ほか1社
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約8億5,000万円(2社合計)
代 表 : 山﨑 勝広
所在地 : 福岡市中央区港1-2-21
設 立 : 1974年7月
資本金 : 2,200万円
売上高 : (12/6)約23億円
4月8日、同社および同社子会社のカネモリ運送(有)(福岡県古賀市青柳2811-1、代表:高塚清志)は破産手続申請の準備に入った。カネモリ担当は森中剛弁護士(弁護士法人金子法律事務所、福岡市中央区赤坂1-6-11、電話:092-712-0070)。カネモリ運送の担当は井下顕弁護士(井下法律事務所、福岡市中央区六本松2-12-25、電話:092-739-7300)。負債総額は精査中ながら、同社が約8億円、カネモリ運送が約5,000万円の2社合計で約8億5,000万円が見込まれる。
■総合建設(東京)/東海興業(株)
【続報】債権者判明 負債総額 140億5,715万円
代 表 : 藤村 安壽
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-7-1
九州支店 : 福岡市中央区赤坂1-12-15
設 立 : 1946年3月
資本金 : 5億7,220万円
売上高 : (12/8)約367億6,300万円
4月8日号「モルグ」などで既報の同社の債権者が判明した。同社は、4月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していた。申請代理人は土岐敦司弁護士(成和明哲法律事務所、東京都港区虎ノ門4-3-1、電話:03-5408-6160)ほか21名。監督委員は河野玄逸弁護士(河野法律事務所、東京都港区赤坂2-17-22、電話:03-3582-0621)。負債総額は民事再生法申請時点で140億5,715万円。
■土木工事(宮崎)/(株)永迫組 ほか1社
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約1億6,000万円(2社合計)
代 表 : 永迫 健藏
所在地 : 宮崎県西臼杵郡日之影町岩井川2606-1
設 立 : 1978年2月
資本金 : 2,000万円
売上高 : (12/5)7,498万円
3月30日、同社および関連会社の(株)創建(宮崎県西臼杵郡日之影町岩井川3379-21、同代表)は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は佐々木龍彦弁護士(佐々木龍彦法律事務所、宮崎県延岡市桜小路365-1、電話:0982-34-3535)。負債総額は永迫組が約1億円、創建が約6,000万円の2社合計で約1億6,000万円が見込まれる。
■仕出し・惣菜販売ほか(大分)/(株)丸一酒店
販売不振 破産手続開始決定 負債総額 約1億1,200万円
代 表 : 瑞木 伸平
所在地 : 大分市馬場271-1
設 立 : 1977年11月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/10)約1億8,000万円
3月29日、同社は大分地裁に破産手続を申請し、同日付で開始決定を受けた。申請代理人は生野裕一弁護士(弁護士法人アゴラ、大分市千代町2-1-23、電話:097-537-1200)。破産管財人は内田精治弁護士(渡辺法律事務所、大分市中島西3-2-26、電話:097-538-2126)。負債総額は約1億1,200万円。
■企業研究・徳洲会グループ
医療業界の巨大艦 荒波をどう乗り切るか
内紛を機に、にわかに動向が注目され出した徳洲会グループ。創業者・徳田虎雄氏の側近中の側近で、今年2月に解任された能宗克行氏による、反逆のリーク記事で内情が暴露された。本稿では、内紛劇の裏事情を知る前に、グループの現状について俯瞰しておきたい。
○グループを形成する徳田一族
○ヤマ場を切り抜け財務内容の安定化へ
○海外まで市場拡大 問題は次なる後継者
■企業研究・徳洲会グループ
内紛の根は徳田虎雄理事長の家父長体質にあり!
コダマの核心レポート
日本最大の医療グループ、徳洲会が揺れている。徳洲会の理事長である徳田虎雄氏(75)のファミリーと、徳田氏の側近中の側近と言われた能宗克行(のうそう・かつゆき)氏(56)が対立。難病を患っている徳田氏が、ファミリーの"能宗切り"を認めたことで、「徳田虎雄 VS 能宗克行」という対立の様相を呈してきた。
○自由連合の清算方法をめぐる対立
○診療報酬を証券化して2,000億円調達
○子どもに絶対的な権力を振るう家父長
■企業研究・徳洲会グループ
守るべきは"生命だけは平等だ" まずは目の前の患者に目を向けよ
特別取材
厚生労働省が4月5日、田村厚労相と医療法人「徳洲会」を騙った偽の「ワクチン債」を募集するパンフレットが出回っているとして注意を呼びかけた。徳洲会は、日本最大の医療法人グループで、創始者の徳田虎雄氏が理事長を務める。創立40周年を迎えたばかりだが、理事長の二男・徳田毅衆議院議員が政務官を辞任し、徳田氏ファミリーと元側近との内紛が報じられるなど、41年目は思わぬスタートとなっている。患者や地域住民にとっても先行きが気が気でないだろう。
○明るい未来を掻き消す内紛の泥沼化
○患者に安心感を与える質の高い病院スタッフ
○覚悟を求められる新築移転の福岡徳洲会病院
■倒産を追う
将来を見据えた事業多角化 落とし穴に足を取られる
タガミ(株)
従来、田上組の商号で、地場中堅の土木工事業者として高い知名度を誇っていたタガミ(株)。業界環境の悪化を受け、近年は新規事業にシフトする様子が見られていたが、そこにはいくつかの躓きがあったようだ。同社の倒産までの軌跡を追った。
○疲弊する土木業界 新規事業に活路
○不動産への投資は2005年前後に集中
○トラブル散発で問い合わせも多数
■企業クローズアップ
ふくやが紅乙女酒造を救済 "俊夫イズム"で地域貢献へ
辛子明太子の㈱ふくやが3月21日、地場焼酎メーカーの㈱紅乙女酒造を買収し、完全子会社することを発表した。福岡の明太子業者が酒造メーカーを買収する例は少なくはないが、同社が子会社化した背景には、創業者の故・川原俊夫氏の地域に対する想いが込められている。
○輝かしい実績を持つ酒蔵 再生支援第一号に
○福岡サンパレスと同様 買収でなく救済
○地元の名品を死なすな! 「人のために」を実践
○博物館開館とテレビ放映 今年は生誕100周年の節目
■情報ファイル
資生堂のお家騒動 背景には化粧品販売チャネルの激変
"おしゃれの殿堂"資生堂が揺れている。末川久幸社長(53)が3月31日付けで退任し、前田新造会長(66)が4月1日付で社長を兼任している。末川氏は2011年4月、52歳の若さで社長に就いたが、わずか2年で退任という異例な社長交代劇となった。体調不良が理由と説明されたが、事実上の解任であった。資生堂に何があったのか。その背景には、国内化粧品市場の販売チャネルの激変という深刻な問題が横たわっている。
○6年で1,000億円減収の国内化粧品事業
○大正期時代に組織した小売店のチェーン化
○再販制度の撤廃で販売チャネルの主役交代
○専門店が反発した化粧品のネット通販
■群雄割拠の健食薬系事情
第13回ジャパンドラッグストアショー DgS商材の展示・商談等に13万人が来場
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS、関口信行会長)主催の「第13回JAPANドラッグストアショー」が3月15日から3日間、千葉県幕張メッセで行なわれた。来場者数は、今回初めて13万人を記録。今年も日本のDgSビジネスへの関心の高さを受け、海外コーナー(受付)には中国や台湾、韓国などを中心に展示会視察団が来日した。
○セルフメディケーションの推進とDgSの取り組みを情報発信
○DgSの最新売上高は5兆9,000億円
○300品目を超す新商品展示 取り組みや課題の最新情報も
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