4月17日にデータ・マックスで行なわれた「『めんべい』に学ぶ ヒット商品の創り方」セミナー。(株)山口油屋福太郎の山口勝子専務の講演に感銘を受けたという女性が多かったことから、緊急座談会を開催した。女性ならではの視点と男性顔負けのセンスで経営に携わる山口専務の生き方について、参加した女性陣がさまざまな角度から熱く討論。これから女性たちがどう企業に向き合えば成功につながるのか、それぞれが感じた思いを語り合った。
■参加は下記の女性5名
女性A・・・弊社記者 女性B・・・健康食品会社の幹部
女性C・・・食品会社の企画・開発部員 女性D・・・駆け出しの営業ウーマン
女性E・・・社員教育を手がける人事担当者
<山口専務 成功と失敗の数は同じ。アイディアが浮かんだら積極的に行動する!!>
「一言メモ:「人間の記憶力は不確かなもの」という山口専務は常に自分の身の回りにノートを置き、アイディアを逃さないように心がけている。自分の意見や他人の意見も入れ、バインダーに取りまとめた「エジソンノート」は社員たちも閲覧できるかたちになっている」
――普段生活するなかで、ビジネスに結びつくヒントはたくさん転がっています。皆さんはそれをどう自分のモノ(アイディア)にしていますか?
女性B アイディアって、ふとした瞬間に浮かんでくると思います。そのときはやはり何かにメモを取ったり、ほかの方にお話してみたりしますね。
女性E 私はスマートフォンなどにメモを取ったりします。仕事しているときにはなかなか出ないアイディアも休憩や通勤中、家に帰ってくつろいでいるときに浮かんだりするので。
女性A 私は思い浮かんでもあまりメモを取りません...。ですので、企画を練っているときも、「たしかあのときに良いアイディアが浮かんだのにな」と後悔することが多々あります。そうしたときに、山口専務がおっしゃっていたような「エジソンノート」の存在は魅力的に思います。
女性D 私もそのお話を聞いて、すぐにでも真似をしようと決心しました(笑)。自分の家のいたるところにノートを置いて、それをバインダーにまとめて、仕事の合間に見れるようにしようかと思います。
女性C あとはそのアイディアをかたちにして実現させることが大切ですね。山口専務の「99%が売れないと否定されるけど、やってみないとわからない」という積極性は、学ぶべき点が多いと思います。
女性B 「成功と失敗の数は同じ。成功が少ない人は失敗も少ない」という言葉はとても共感できました。実行に移す行動力を身につけないと企業の活性化につながらないと思います。
女性C 失敗しても挫けずに続ける"折れない心"が今の時代に一番求められてることだと考えさせられますね。
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<セミナー講師のプロフィール>
山口 勝子(やまぐち・かつこ)
1942年、福岡市博多区生まれ。創業者山口源一氏の孫娘。高等学校卒業後、(株)山口油屋福太郎に入社。総務、経理、明太子製造、店頭販売、営業など、社内すべての部署を経験。現在は、専務取締役として社長をサポートする役割を担いながら、企画室を運営し、新商品開発を手がけている。
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