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輝く九州の女性たち

"女性のチカラ"で企業を元気に~「ヒット商品の創り方」セミナーを終えて(3)
輝く九州の女性たち
2013年4月23日 15:48

 4月17日にデータ・マックスで行なわれた「『めんべい』に学ぶ ヒット商品の創り方」セミナー。(株)山口油屋福太郎の山口勝子専務の講演に感銘を受けたという女性が多かったことから、緊急座談会を開催した。女性ならではの視点と男性顔負けのセンスで経営に携わる山口専務の生き方について、参加した女性陣がさまざまな角度から熱く討論。これから女性たちがどう企業に向き合えば成功につながるのか、それぞれが感じた思いを語り合った。

■参加は下記の女性5名
女性A・・・弊社記者  女性B・・・健康食品会社の幹部
女性C・・・食品会社の企画・開発部員  女性D・・・駆け出しの営業ウーマン
女性E・・・社員教育を手がける人事担当者

<山口専務 商売人は挨拶の後に必ず何か一言付け加える!>

「一言メモ:「幼少の頃より商売に携わってきた山口専務には自然と"利他の心"(他人の利益を重んじ、他人が利益を得られるようにと振る舞おうとする心)が身に付いている。『めんべい』は消費者が"得"と思える商品を提供したいという願いから生み出されたと言える」

 ――「リピーターを多く獲得する一番の近道は?」という問いに対し、皆さんはどう答えますか?

 女性C より良い商品をつくって口コミで購買層を広げていく――というのがベタですが、近道になるのではないでしょうか。山口油屋福太郎さんで言えば、辛子明太子を開発するときに女性や子どもに食べやすくするよう、辛子を4分の1に減らし、塩分も控えめにしたと聞いております。そうした細かな改良がリピーター獲得につながるのだと思います。

zadankai.jpg 女性A 私もそう思います。付け加えるのであれば、PR活動です。どんなに良い商品でも露出が少ないと、消費者に認知されないものです。時代によって消費者の嗜好も変わっていきます。昔はスイーツなんて女性か子どもが主な消費者でしたが、今では"スイーツ男子"みたいなスイーツ好きが多くなりました。その点を考慮したPR戦略も重要だと思います。

 女性E 良い商品、口コミ、PR活動などはたしかに大事ですよね。1円チラシや商品を出版社やフリーペーパーなどの編集部に送って商品PRをしたり、テレビ番組などの紹介コーナーを活用したという山口専務のお話は大変参考になりました。宣伝費をほとんど使わずに世の中に広める方法もアイディア次第ですね。

 女性B 本セミナーに参加し、楽しくお話を聞かせていただきましたが、その間も常に他者に対する愛情をすごく感じました。「ありがとうございました」の後に「遠いところからよくきんしゃった」「雨のなかわざわざどうも」とか、そういった相手を気遣う心を参考にさせていただきたいですね。こういう"利他の心"がリピーターの心を掴むのではないでしょうか。

 女性D 心がこもっていない「ありがとうございました」だとたしかに次に買いに来たいとは思いませんね。本当の意味での感謝を1人ひとりのお客さまにしているかどうかで、リピート率は変わりますね。私はこの話の続きの「人と会うときには挨拶の後に必ず褒める!姿形で褒める場所がなかったら持ち物でも服装でも何でも良い。褒めることで印象に残るはず」という言葉を自分のビジネスに活かしたいと思います(笑)。

(つづく)
【藤谷 慎吾】

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<セミナー講師のプロフィール>
yamaguti_senmu.jpg山口 勝子(やまぐち・かつこ)
1942年、福岡市博多区生まれ。創業者山口源一氏の孫娘。高等学校卒業後、(株)山口油屋福太郎に入社。総務、経理、明太子製造、店頭販売、営業など、社内すべての部署を経験。現在は、専務取締役として社長をサポートする役割を担いながら、企画室を運営し、新商品開発を手がけている。


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