白壁土蔵造りの商家が立ち並ぶ町並みで知られる、福岡県うきは市の筑後吉井。近世・江戸時代には天領日田へ通じる豊後街道の宿場町として栄え、現在もなお、往時を偲ばせる佇まいを残している。
その筑後吉井の歴史と文化的風土を広めようとして始まった、町全体を会場として使ったイベント「第23回筑後吉井の小さな美術館めぐり」。今年は、5月3日(金)から5日(日)の日程での開催を予定している。
期間中は、町内の土蔵や寺院、ギャラリー、個人住宅や商店など30余カ所を「小さな美術館」に見立て、昔から筑後吉井に集められ蓄えられてきた貴重なコレクションや古資料の一部、白壁時代の先人たちが遺した作品のほか、現在も町内に在住してさまざまな分野での創作活動を行なっている人たちの作品が展示される。絵画や古美術品から、写真、陶磁器、パッチワーク、書など、集う作品は実にさまざま。
なお開催期間中は、筑後吉井エリアの外周を約2時間かけて1周する無料のマイクロバスも運行を予定している。筑後吉井の歴史的な町並みや自然の佇まいとともに、「小さな美術館」の散策を楽しんでみてはいかが。
■第22回筑後吉井の小さな美術館めぐり
<日 時>
5月3日(金)~5月5日(日) 午前10時~午後5時
<場 所>
福岡県うきは市吉井町一帯
<期間中の総合案内所>
うきは市文化会館「白壁ホール」
(福岡県うきは市吉井町1001-4)
TEL:0943-75-3300
<主 催>
筑後吉井の小さな美術館めぐり実行委員会
<お問い合せ>
うきは市観光協会 吉井支局
TEL:0943-76-3980
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