第12回IBC(ビジネス情報クラブ)が4月25日、福岡市内のホテル福岡ガーデンパレスで開かれた。IBCは、(株)データ・マックスと提携・連携する企業が集まってビジネス最前線の講演を聞き、会員相互の情報交換を図るビジネス交流会。今回は、(株)データ・マックスの児玉直代表が「最近の経済情報の裏話」を講演し、会員3社がビジネス提案を語った。
児玉代表は、「韓国のIT企業キューロボがマイクロソフト、グーグルをしのぐかもしれない」という話から切り出し、上場を果たしたタマホーム、シャボン玉石けんと悠香の違い、福岡銀行と西日本シティ銀行の差、九州電力の組織崩壊、福岡地所の組織力などを取り上げ、経済情報を縦横に組み立て、世の中の方向性を指し示した。また、政治家・首長に直接インタビューした内容をまじえ、「小沢一郎・生活の党代表の感性の鈍さ」「佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長と福岡市の高島宗一郎市長の能力に100倍の開き」と喝破した。
児玉氏は「単なる評論で情報を発信したことはない。直接携わって自ら渦中に身を置いて記事を書いている。今後の私の情報ビジネスの最終的なあり方は、九州が『エネルギーと食の自立ができるアイランド』にしていくための方向性をキャンペーンしていく仕事をしていきたい。そのなかでデータ・マックスが存在し、その流れのなかで知り合いになった福岡の事業家・事業主の方々のためにお役に立っていければいい。その一つが、IBCの集まりの場だ」と力説した。
参加者は、IBCに集う強みを生かして会員相互のビジネスをどう発展させるか、今後の方向性について話し合った後、みんなの党の吉武輝実福岡市会議員の乾杯の音頭で懇親会に移り、食事をしながら交流した。
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