<環境に配慮する企業風土、ソーラー事業にも進出>
同社の大きな事業の柱が、道路舗装である。それも、ただ舗装をするだけではなく、舗装材をリサイクルするための工場まで、豊前市に保有している。自社で道路舗装した際に出る古いアスファルトやコンクリートを回収し、破砕・分級を経て再生路盤材や再生アスファルト合材に加工し、再び舗装に活用するのだ。使えるものは使う。
「21世紀は、『環境の世紀』と言われます。どんな事業であっても、環境問題と切り離して考えることはできません。私たちは1988年に、豊前市に豊前合材プラント工場を開設しました。地域のリサイクル率向上を目指してのことですが、今世紀に入り、一層重要性が増してきているように感じております」(松山代表)。
自社で工事をし、自社で再生する。地域で再利用の循環が完結できるのである。工場が開設された88年は、今に比べると環境への意識は十分に醸成されていたわけではない。しかし同社は、その頃から環境への意識の強い会社だったのである。
エコに対するこだわりは、アスファルトの再利用だけではない。東日本大震災以降、エネルギー問題が大きな社会テーマの1つに浮上した。その回答として、同社は2012年からソーラー発電事業にも乗り出した。
「再生可能エネルギーの需要が、より高まることが考えられます。将来を考えると、私たちもできることがあるのではないかと思い、事業化に踏み切りました。これからも時流をよく見て、社会が必要とすることを事業化していきたいと考えております」(松山代表)。
同社は12年で創業56周年となる。道路をつくり、水道インフラをつくり、トンネルをつくり、建物をつくり、まちの幸福をつくってきた。人の喜びを自らの喜びとし、社会の喜びづくりに努める。これが、同社の根本思想である。そして、喜びを生業とする『喜業人』を目指して、全社全員で前に進む。建設を通じて喜びを溢れさせること。これが同社の思いなのである。
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私ども松山建設は、皆さまに支えていただき、2012年で創業56年を迎えることができました。道路、港湾、橋梁、建築など、蓄積された豊富な経験をもとに、これからも地元福岡の発展に尽力していく所存です。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:松山 孝義
所在地:福岡市中央区高砂2-24-23
設 立:1971年10月
資本金:9,100万円
TEL:092-533-0001
URL:http://www.matsuyama-k.co.jp/
<代表者 Profile>
松山 孝義(まつやま・たかよし)
1962年、築上郡築上町に生まれる。明治大学法学部を卒業後、94年、松山建設(株)に入社。2000年、同社代表取締役に就任。趣味は山歩き、ゴルフ。
たとえ国が壊れようと、たじろがず、己の経営使命を貫く経営者は、ここ福岡には数多く存在している!
このたびデータ・マックスでは、「日本を元気にする!福岡の特選企業107社」を発刊いたしました。本書籍は、昨今の経済状況下においてもそのパワーとエネルギーで躍進を続けている、地元福岡に本拠を置く活力ある企業を、業務内容や特色などとともに紹介するもの。成功の秘訣や経営戦略のヒントが、多く盛り込まれています。
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■「日本を元気にする!福岡の特選企業107社」
発行日:2012年12月12日
発行人:児玉 直
取材・編集:(株)データ・マックス
発行所:(株)データ・マックス
定 価:2,100円(税込)・送料別
<ご購入申し込み先>
(株)データ・マックス
TEL:092-262-3388
FAX:092-262-3389
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