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東日本大震災

陸前高田市長が語る被災地の今「私たちが恐れていることは忘れられること」
東日本大震災
2013年5月20日 11:11

 5月19日(日)福岡市少年科学文化会館ホールで、陸前高田市長の戸羽太氏や武雄市長の樋渡啓祐氏を招いた復興チャリティーイベント「東日本大震災から2年!被災地の今を語る・・・IN福岡」が開催された。

0519_ev2.jpg 第1部の基調講演では、戸羽氏は復興の現状や津波に耐え唯一残った「奇跡の一本松」について語った。同氏は、陸前高田で復興が進まない最も大きな理由として「土地」を挙げ、「住宅地を、山を削った高台に移転しようとしているが、山を削った後に出てくる土砂の置き場が見つからない。津波で流された住宅地が大きく空いているが、そこには地権者がいて、使い道のない土地だけれども利用できないのが実情」と、もどかしさを訴えた。
 また、「私たちが恐れていることは忘れられること。でもあの一本松がある限り、陸前高田は忘れられない。あの松は私たちにとって、奇跡を信じられる希望の証である」と奇跡の一本松への思いを熱く語った。

 第2部では、戸羽氏に加え、武雄市長の樋渡氏をゲストとして迎え、ナビゲーターのKBC九州朝日放送アナウンサー武内裕之氏の進行で、トークライブが行なわれた。両市長の出会いからこれまでの関わり、九州からの支援について語られた。
 facebookの活用で知られる樋渡氏は「何もない被災地でゼロからビジネスモデルをつくるよりは、まず同規模の武雄でトライアルして、良い部分を陸前高田にどんどん取り入れてほしい」と述べ、戸羽氏は「良いところは遠慮なく利用させてもらいます」と息もぴったりだった。

 テーマからは想像できないほど、終始笑顔が絶えないトークライブになり、初めて両市長の話を聞いた人にとっては、「市長像」が大きく変わる節目になったかもしれない。

 雨のちらつく日曜日にもかかわらず、会場には被災地を応援したいという若者からお年寄りまで大勢が来場。新聞やニュースで取り上げられる機会の減ってきた被災地の今について、熱心に聞き入っていた。

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▼関連リンク
・がんばっぺし陸前高田応援プロジェクト九州実行委員会
・武雄市ホームページ
・陸前高田市ホームページ


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