新生マンション花畑西管理組合が楢原利則・久留米市長らにあてた陳情書（2013年２月18日）の大要を紹介する。

久留米市長　楢原利則　様
建築指導課課長　本山忠彦　様

新生マンション花畑西管理組合法人
代表理事長　下川紗葵

　先週の金曜日（２月15日）の夕方頃、建築構造調査機構様からの電話で、久留米市役所・本山課長様へ、「新生マンション花畑西」の「仮構造検証の計算データ（PDF）」をメールで送信したとの連絡を受けました。
　当マンションの住民の人たちは、恐怖による緊張感におののきながら、毎日を暮らしています。また、この重大欠陥マンションの緊急的な危険性を大変、危惧・心配しており、１日も早くこの恐怖のマンションから、「脱出しなければならない」との悲壮感を胸に、声高に騒ぎ始めております。また近隣住民の方達からも、当管理組合に対して、この件（当マンションの危険性）に関しての問い合わせが、頻繁に来ております。このような環境に、住民達も少しパニック状態に陥り掛けています。
　構造検証（行政による）に掛かる時間も、１週間もあれば物理的に充分であり、時間を要する要因などない、と調査機構の仲盛氏より聞いております（高度な工学的判断を必要とするものでは無く、むしろ基本的に、偽造・捏造だけの確認だからである）。
　善意の住民達に対して、行政機関としての対応策と、今後の方針・責任の所在、および久留米市としての立ち位置に軸足を置いた現在の状況等を、責任転嫁に終始することなく、明確に、かつ法的に説得力のある説明をお願いしたいと、思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。後日、この回答を書面でくださいますように、重ねてお願い致します。
　私たちマンション住民の生命・財産と、今後の私たちの生活救済等を、何卒よろしくお願いいたします。社会的弱者である、私達一般市民をどうか助けて下さい。伏して、伏して、強くお願い致します。
　私たち一般市民は、久留米市による本マンション建築確認の認可（公文書の信用）と、施工会社が日本を代表する鹿島建設という、共に一流ブランドである両者の、絶対的な信用力を100％以上盲信して、このマンションの購入を決意したのです。
　悪の元凶である販売会社の新生住宅は、現在、早々とこの（不正・欠陥事実）を事前に察知してから、故意に会社を解散させてしまい、会社の資産を流失させてしまいました。このような完全詐欺まがいの暴挙が、一般世間で許されるものでしょうか。私たちマンション住民は、地場のマンション販売会社および、個人経営に近い設計事務所を信用して、高額な商品であるマンションを購入したわけでは決してないのです。また、融資をした金融業者にしても、行政の発行した公文書を100％信用して、融資を実行したのです。現実的に提携ローンと称して、購入者に選択技のない商いをした金融機関も結果として、詐欺の片棒を担いだことになり、法的には逃げることはできません。このことは金融機関にも、すでに通告しております。
　何度も何度も、同じことを繰り返し申して、誠に恐縮ではありますが、この重大なる欠陥マンションに起因したことによる、私たちの生命と今後の生活設計の救済を、お願いしているだけなのです。一方的なわがまま・無理難題を言っているのではありません。
　行政の第一義的にするべきことは、市民の生命と財産を守る義務と責務が、絶対的にあるはずです。何とぞ救済の道を開いていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
　この欠陥マンション（恐怖の館）を騙されて購入した住民には、１％の過失もないはずです。それどころか、価値のまったくない建物の固定資産税まで、払わされているのが現状であります。この無価値にともなう、固定資産税の免除措置も、併せてお願い申し上げます。
　行政機関としての毅然とした対応策を、住民一同、久留米市役所に期待しております。担当行政である久留米市は、私たち弱者を決して裏切ること（無視・切り捨て）のないように、重ねて、重ねてお願いいたします。
　また、マンション住民が、１日１日を身のすくむ恐怖の思いで、毎日生活していることも、事実であることを深く認識・理解してほしいと願っております。

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