青森や函館などから仕入れたリンゴを自社栽培の「定山渓産」と表示したとして、北海道は27日、(株)佐々木果樹園(札幌市南区、佐々木一社長)に対し、JAS法に基づく改善指示を行なった。
同社は1月15日から4月12日までの間、イベント会場などで原産地の異なるリンゴ約111kgを一般消費者に販売し、推定約185万~190万円の売上を上げていた。
同社の果樹園は13ヘクタール。リンゴの他にさくらんぼ、いちご、ナシなど、さまざまな果物を栽培していた。昨年12月には、収穫したリンゴが底をつき、同社は「イベントなどで自社栽培として販売するため、青森などからリンゴを取り寄せて販売した」としている。
北海道はJAS法に基づき、適正な原産地表示や再発防止策、JAS法遵守の徹底などの指示を行なった。
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