先日行なわれた九州の鉄筋工事業者による陳情活動。ゼネコン側の対応は、3年前に行なわれた前回と比べると180度の転換を見せていたという。
前回の陳情が行なわれた2010年当時、リーマンショック後の不況を受け、ゼネコン各社の業績は極度に悪化していた。しわ寄せは専門工事業者にもおよび、当時の鉄筋工の単価は1トン当たり2万8,000円前後にまで下落。1人工に直すと、1日当たり9,300円の請負単価となる。当然、ここから事務所経費など諸々の費用を差し引いたうえで職人の日当が捻出される。およそ生活が可能な金額にならないことは想像に難くなく、補てんのために多額の借り入れを起こさざるを得なかった企業も散見された。職人が業界を離れ、会社をたたむ事業者が続出したのも無理からぬ状況がそこにはあった...(⇒つづきを読む)
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