東京―宮崎間などで格安航空便を展開するスカイネットアジア航空(株)(本社:宮崎市、高橋洋社長)の2013年3月期決算は、就航路線や就航便数に特段の変更はなかったものの、新型機材投入による供給能力増に加え、就航10周年記念運賃をはじめとしたバーゲン運賃などの販売促進、また新ブランド「ソラシド エア」の浸透効果もあり、売上高(営業収入)は前年同期比4.8%増の306億5,500万円となった。
損益面では、原油価格高止まりにともなう航空燃料費増などにもかかわらず、航空機材整備関連のコスト節減等が奏功し、営業利益は同比196.7%増の19億4,500万円を確保。経常利益は同比183.3%増の18億4,300万円、当期純利益は同比105.3%の11億100万円となった。
これにより、同社では設立以来の累積損失の解消を実現し、平成23年度、24年度を対象とする中期経営計画の目標を達成したとしている。なお、次期3年間を対象とする「新中期経営計画」はすでに策定・公表しており、新たに神戸―那覇間に1日3往復6便を就航することを予定して準備を進めるなど、九州を拠点とし、東京・沖縄を結ぶネットワークに加え、関西路線の充実にも邁進していくという。
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