福岡市中央区今泉1丁目において中央保育園の移転新築工事が予定されている。名称は「中央保育園新築工事」で、構造はRC造一部鉄骨造の地上3階建てとなる。同保育園は福岡市の認可保育園で、併設されている中央児童会館の建て替えにともなって移転が決定された。
だが、移転先の周辺道路状況や隣接する娯楽施設の排気の児童への悪影響など課題は多く、一部で反対を求める署名が集まるなど、疑問の声も挙がっている。そのほかに併設する中央児童会館建替案件についても先日、業者選定の本決定がなされる前に名前が漏れるなど注目を集めていたのである。
そんななか、この事業に市内に本社を置く不動産業業者の(株)福住の名があがった。同保育園の移転先である今泉1丁目の土地を2011年9月に購入。13年4月に福岡市に売却していたのだ。(登記の一部抜粋)
以前も、須崎ふ頭における製粉会社の誘致活動で、市有地と並行して民有地の売却では同社が精力的に動いたとも聞かれた。会社設立後38年。老舗業者として知名度も高く経済界にも深く、その名は浸透している。ゆえに情報収集を行なうことで同市の不動産事業については鋭い嗅覚を十分に発揮しているようだ。
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