(株)藤善設備工業
大幅増収も採算性に課題
(株)広栄
大手資本に対抗できるか?
■建築工事(福岡)/(株)デパール
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約2億円
代 表 : 足立 真弓
所在地 : 福岡県春日市桜ヶ丘2-19-4
設 立 : 2007年2月
資本金 : 500万円
売上高 : (11/12)約1億4,800万円
5月24日までに、同社は破産手続申請の準備に入った。担当は西依雅広弁護士(本江法律事務所、福岡市中央区天神2-7-21、電話:092-713-0307)ほか2名。負債総額は約2億円が見込まれる。
■リフォーム工事(福岡)/(株)ライフ・21
【続報】破産手続開始決定 負債総額 約3億4,800万円
代 表 : 森田 敏裕
所在地 : 福岡県八女市立野131-3
登記上 : 福岡県八女市立野90-1
設 立 : 1999年9月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/8)約7億4,000万円
弊誌3月28日号「モルグ」で既報の同社は、5月28日に福岡地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人は伊達健太郎弁護士(伊達法律事務所、福岡市中央区大名2-4-30、電話:092-714-2000)。負債総額は約3億4,800万円。
■土木資材卸(宮崎)/(有)イケダ資材
販売不振 破産手続開始決定 負債総額 約1億5,600万円
代 表 : 池田 國光
所在地 : 宮崎県日向市浜町1-127
設 立 : 1982年11月
資本金 : 500万円
売上高 : (11/10)約1億1,500万円
5月15日、同社は宮崎地裁延岡支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は谷田寿人弁護士(弁護士法人みやざき、宮崎市別府町2-12、電話:0985-27-2229)。負債総額は約1億5,600万円。
■安全用品販売(大分)/九州安全工業(株)
採算割れ 債権者判明 負債総額 5,395万円
代 表 : 亀井 健治
所在地 : 大分市古ケ鶴1-3-16
設 立 : 1987年3月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/7)約1億4,000万円
5月27日、同社は大分地裁へ破産手続の開始を申請し、同日付で開始決定を受けた。申請代理人は佐藤達哉弁護士(弁護士法人古庄総合法律事務所、大分県杵築市大字杵築1318、電話:0978-64-0808)。破産管財人は森脇宏弁護士(弁護士法人平山法律事務所、大分市中島西3-2-26、電話:097-538-2123)。負債総額は5,395万円。
■特集・問題視される福岡市のPPP
地場企業への背信なのか 福岡市立中央児童会館建て替え問題
福岡市立中央児童会館は市内中心部に位置しており、国体道路沿いかつ、人通りの多い西通りにもほど近い絶好の場所にある。しかし、築40年を経過し、老朽化に加えて耐震性にも問題が浮上。早急な建て直しが望まれてきた。そこで、市では官民恊働事業(PPP)の本格導入に踏み切り、民間の資金とノウハウを活用して、新しい公共工事として位置付けていた。ところが、正式な発表がないままに「西鉄が受託」との報道がされ、関係者らは同市に対して不信感を表すなど波紋が広がっている。
○安倍政権の成長戦略に組み込んでいるPPP
○困惑する関係者
○地場業者の信用は得られるのか
■特集・問題視される福岡市のPPP
重要事業で福岡市政の信頼が失墜 高島市長の問題意識は如何?
福岡市の将来を左右する重要事業において、情報漏洩が起きたと思わざるを得ない非常事態が発生した。官民協働事業(PPP)である福岡市立中央児童会館の建て替え整備で、検討中の段階にも関わらず、一部マスコミが選定内容に関する報道を行なったのである。原因不明とされているが、情報元が限られていることは言うまでもない。場合によっては、高島宗一郎福岡市長の責任が問われる極めて重大な問題である。
○立ち込める黒い霧
○汚された大義
○削がれた熱意
■特集・原発再稼動の是非を問う
原発がある未来か、ない未来か まずは大上段の議論を
もんじゅの不作為が暴かれた。原子力規制委員会のお手柄である。1万点にもおよぶ点検漏れを指摘、運転禁止命令である。また、敦賀発電所の地下に活断層があることも同委員会は認めた。これによって、敦賀発電所は再稼働の可能性が限りなく低くなった。この"レッドカード"は単なるスケープゴートか、それともアンタッチャブルの証明か―。それを判断するには、もう少し様子を見なくてはならないだろう。一方、7月に新たな規制基準が示される予定にもなっている。安倍晋三首相も原発の海外トップセールスに力を入れているようだ。今こそエネルギー需給という見地からだけではなく、イノベーションという視点からも、大上段の議論が尽くされるべきではないか。
○震災以後のエネルギー危機
○規制委員会の評価
○新規制基準が示される予定 イノベーションを止めるな
○今ある原発をどうするのか 大上段の議論を尽くしてほしい
■特別寄稿
アベノミクスの効用と限界
政治経済学者 植草 一秀 氏
○絶賛されたアベノミクスに明白な翳り
○アベノミクス 礼賛報道の裏側
○5月まで経済好転が観測された理由
○アベノミクス 材料出尽くしの懸念
■ズームアップ
乱立する「官製ファンド」という無駄遣い
安倍政権下、霞が関の官僚機構はすっかり息を吹き返している。「政治主導」を掲げて官僚不信の民主党政権が崩壊し、霞が関に優しい自民党政権が復活。アベノミクスで経済再生を旗印に財政支出を増やしたところ、各省庁が雨後の筍のように「官製ファンド」を組成し、自分たちが自由にできる財布代わりとしている。
○当の官邸が危惧する官製ファンドの乱立
○おいしい天下り団体として経産省が活用
○まさに歴史は繰り返す
■業界を読む
生コン業界の注目が集まる 坡平産業の協同組合参加の行方
自他ともに飯塚市の雄として認知され、建築・土木および生コンクリート製造販売で業界を牽引する(株)坡平産業。とくに生コン製造販売においては、飯塚市だけでなく福岡都市圏にも進出しており、アウトサイダーとして市場への影響力は大きい。長年にわたり同社は、福岡地区生コンクリート協同組合側から、組合加入の打診を受けてきた。だが、加入条件でお互いの主張が平行線であったため、これまで加入は実現しなかった。しかし、2年前から福岡・飯塚地区両協組の広域化の一環として、同社と福岡地区協組側との交渉が活発化してきた。「坡平産業は加入する」「絶対、組合に加入しない」と真逆の情報が、業界内で飛び交っている。
○現預金41億円の力
○新理事長の影響力は
○他のアウトサイダーの動向
○6月末で区切りか
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