福岡ソフトバンクホークスを保有する福岡ソフトバンクホークス(株)(福岡市中央区)と球団運営の福岡ソフトバンクホークスマーケティング(株)(福岡市中央区)の13年2月期決算は、2社合計の売上高が約270億円、借入金利息支払い後の営業利益が約58億円。ソフトバンクが球団運営を開始して以来、ともに過去最高値となる見込みであることがわかった。
2社の親会社であるソフトバンクは、12年4月に「福岡Yahoo!JAPANドーム」(略称・ヤフードーム)を、ドーム使用料を支払っていたシンガポール政府不動産投資会社GICリアルエステートから約870億円で買収。これにより、使用料の大幅な削減ができ、今回の利益に大きな影響をもたらした。
また、同社らが発表した資料によれば、前シーズンは観客動員数が約244万7,500人となり、パ・リーグ最多。さらに、今年で球団創立から75周年を迎えるにあたって、様々なイベントを開催し、今シーズンパ・リーグ最速で公式戦観客動員数が100万人を突破するなど、好調な集客ぶりを見せている。
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