JAF福岡支部(長谷川靖則支部長)は、梅雨末期の大雨や台風が多発する時期を迎えるにあたり、大雨・集中豪雨下での運転の注意点を発表した。
昨年7月、各地に大きな被害をもたらした九州北部豪雨発生時には、記録的な大雨の影響で「冠水」「水没」に起因する車のトラブルが急増。八女・筑後エリアを中心に福岡県内で179件(九州366件、速報値)のロードサービスを行なった際、水があふれた道路(冠水路)を走行したことによるトラブルが多く見られたことから、クルマの浸水トラブルを防ぐポイントを以下のようにまとめている。
■大雨・集中豪雨時にクルマの浸水トラブルを防ぐポイント
(1)大雨・集中豪雨の際はなるべく運転を控える
視界や見通しが悪く危険なため、運転する場合は無理をしない。
(2)周囲より低い位置にある道路は避ける
地下道やアンダーパス(鉄道などの下を通過する道路)は低い位置にあり、水がたまりやすく、短時間でも水位が上昇する恐れがあるため。
(3)冠水している道路は避ける
比較的水深が浅く(5~10cm程度)ても水中の様子がわかりにくく、落輪の危険性も高まるため。
(4)クルマの保管場所は安全か?
地面より低い駐車場には水がたまりやすいため、安全を確保したうえで状況を確認。
(5)ガラス割りハンマーやシートベルトカッターを車内に常備
冠水により窓やドアが開かないとき、シートベルトが外れないときのため、ガラス割りハンマーやシートベルトカッターを車内に常備する。
また、JAF九州本部(有田耕一本部長)では、もしものときに備え、車が冠水路に入ってしまった場合や水没してしまった場合の対処法の動画を視聴するよう呼びかけている。
実験映像はJAFホームページ「JAFチャンネル:ユーザーテストch」で公開しており、車両水没時、窓やドアが開くかを検証するテストなど、4種類の動画が視聴できるようになっている。
同本部では「映像を視聴することで、冠水路走行および水没の危険を理解し、浸水トラブルの回避にお役立てください」とコメントしている。
<お問い合せ先>
JAF福岡支部 事業課(担当:玉江、永松)
TEL:092-841-7731
※月~金曜日(平日のみ) 午前9時~午後5時半
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