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福岡市政を破壊する高島シリーズ

カワイイ区は成功!? 高島市長の与太話は聞き飽きた
福岡市政を破壊する高島シリーズ
2013年6月26日 07:00

 福岡市の高島宗一郎市長が「カワイイ区は成功した」、「カワイイ区はやめません」と経済誌のインタビューで語っていることがわかり、市民をあきれさせている。
 インタビューが掲載されたのは、『日経ビジネス』6月24日号。失敗した経営者ら当事者が言い分を語る「敗軍の将、兵を語る」という、人気のコーナー。「敗軍の将」があえて兵を語ることで、教訓を世に明らかにするどころか、高島市長の場合、思いつき、開き直り、論理矛盾のオンパレード。「馬鹿に付ける薬はない」というとんでもハップンな内容になっている。
 福岡市の元幹部は「性懲りも無い与太話の数々に呆れ果てました」と述べている。

 「カワイイ区」は、福岡市が2012年8月、PR事業のために設置した仮想行政区。AKB48の篠田麻里子さんが初代区長に就任し、話題を呼んだが、今年2月19日、突然退任。退任のきっかけには、「カワイイ」という言葉が男女差別を助長するとの苦情が4件寄せられたとされているが、それ以外にも、同市広報戦略室顧問の会社社長・後山泰一氏が「佐賀だったら、カワイイ区、イメージつかない」と述べたことや、「カワイイ区」の業務を受託したのが電通であり、それが篠田さんの事務所の指定だったことが、福岡の調査報道サイト「HUNTER」の報道で明らかになっていた。

takasima1.jpg 高島市長の、『日経ビジネス』インタビュー記事での発言を紹介しよう。
 「カワイイ区は成功した」、「PRの費用対効果も非常に大きい」、「前代未聞の『カワイイ』という"尖った"表現を使うというチャレンジだらけの取り組み」、「廃止するつもりは毛頭なく、今後もテコ入れし、シティプロモーションの新しい手法として盛り上げていきます」、「ようやく、本格的にカワイイ区のスタートが切れる」。
 高島市長が「反発や批判があることは、想定済み」とインタビュー記事で語っているのには恐れ入る。篠田麻里子区長が退任したのは今年2月19日。当時、市は後任について「早急に選考を進める」としていたが、区長不在の状態が4カ月以上になる。このどこが、想定済みなのだろうか。さらには、区長不在の状態なのに、「本格的スタート」というのだから、高島市長の思考回路は"尖っている"のではなく、支離滅裂である。早急にやるべきことができずに4カ月が経過した事業のことを世間では、「本格的スタートが切れる」とは言わず、打ち切り終了の時期を迎えたというのではなかろうか。

 また、カワイイ区の発端が、高島市長と篠田さんとの対談で出た話だったことを自慢げに紹介している。市中央保育園の移転地をめぐって面談を求めている保護者らと会うことを「フェアではない」と拒否している一方、アイドルと会ってPR事業を始めたことには「こんなにありがたい提案はありませんでした」というのである。
 高島市長が幼稚な発言をすること自体が、全国の物笑いのタネになっている。絶大なPR効果があるかもしれないが、高島市長の与太話は、もう聞き飽きた。高島市長、あなたが市長を続けるのには、無理がある!

【山本 弘之】

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