日本青年会議所九州地区福岡ブロック協議会福岡は６月29日、エルガーラホール大ホール（福岡市中央区天神）で、『参議院議員選挙における公開討論会2013 in 福岡』を開催した。500名以上収容可能な会場に集まった聴衆は200名程度。有権者の関心の低さがうかがえ、同選挙における低投票率が懸念される。
当日は、７月21日に投開票が予定されている参院選福岡選挙区に立候補を予定している６人全員がパネリストとして登壇。自己紹介を行ない、ビジョンを語った後、青年会議所の会員のなかで最も関心が高かった経済政策、憲法改正問題、また、外交やインターネット選挙運動の活用などについて意見を述べた。
パネリストとして登壇した参院選への立候補予定者は、以下の通り（五十音順）。
古賀輝生氏（49） みんなの党参議院福岡県支部長
野田国義氏（55） 民主党福岡県連副代表・元八女市長・前衆議院議員
真島省三氏（50） 日本共産党福岡県副委員長・元福岡県議会議員
松山政司氏（54） 自民党福岡県連代表・外務副大臣
吉田俊之氏（57） 日本維新の会・元報道記者
吉冨和枝氏（54） 幸福実現党・元公立小学校教諭
アベノミクスに関しては、松山氏、吉田氏、吉冨氏は、その効果を認めたが、古賀氏、野田氏、真島氏は、「一部の富裕層のためのもの」として、金利上昇、家計所得の減少などといった"副作用"に懸念を示した。憲法96条の改正に関しては、松山氏、吉田氏、吉冨氏が賛成、野田氏、真島氏が反対の意見をそれぞれ述べた。古賀氏は、「議論する必要性はある」と主張した。
そのほか、古賀氏は、「女性の力を生かすために保育所設置に関し規制緩和が必要」、野田氏は、「チルドレンファーストで、人に投資する政治を」、真島氏は、「子どもたちに原発のない日本を」、松山氏は、「特区制度を利用して福岡・北九州の両政令市にアジアの元気を」、吉田氏は、「福岡から日本を変える。高付加価値のものづくりが必要」、吉冨氏は、「教育改革から始めて国を変えていく必要がある」などと主張した。
公開討論会の様子は、USTRRAM（ユーストリーム）でライブ中継されたほか、政策本位による政治選択を促すためのサイト「ｅ－みらせん」で、１日に動画が公開される予定となっている。なお、各候補者の政策ビデオは、制作済のものから「ｅ－みらせん」に掲載されている。
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・日本青年会議所「ｅ－みらせん」
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