4日、福岡県日韓親善協会2013年度定時総会がホテルニューオータニ博多で開催された。同協会は1975年6月に設立され、青少年の交流や文化、スポーツ交流をはじめ、様々な分野において、福岡と韓国の親善を進めている。
開会に先立ち、日韓両国の国歌斉唱が行なわれ、個人間、企業間を越えた国同士の交流を強く意識させた。総会のなかで、田中浩二会長は「円安の影響で訪日韓国人客は伸びているが、訪韓日本人は減少傾向にある」と述べ、日韓関係はまだ改善の余地があり、両国民の交流こそが重要であることを強調した。
続いて、来賓として招かれた釜山韓日親善協会の李鍾均会長は祝辞のなかで、「広い海にはいつも大小の波が立ち、また時には荒波で大きな被害を受けることもある」と、現在の両国の政治関係に触れた。その上で、「しかし深い海のなかはなんら揺れもなく、穏やかである」と述べ、同協会が果たす揺るぎない友好親善に向けて努力を約束した。
今年度も訪韓団派遣、韓国語弁論大会、スポーツ交流、小学生交流行事など、文化交流や人的交流を行なう予定となっている。草の根交流が両国関係の発展を活性化させる。
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