4日、参院選の公示が行なわれ、21日の投開票に向けて、選挙戦の火ぶたが切られた。改選数は121(選挙区73、比例代表48)。今回、福岡選挙区(定数2)では現職1名、新人5名の計6名が立候補。福岡県を駆け回り、選挙運動を展開している。そのようななか、直近の各種選挙の結果を踏まえ、今回の参院選では低投票率が懸念されている。
参院選における選挙区の投票率は全国で過去60%台、70%台を記録したこともあったが、近年はせいぜい50%台後半(全国平均)。福岡選挙区においては、全国のそれより2~3%程度も低い値で推移している。 福岡選挙区では男性の投票率が低い。過去5回の参院選では、47都道府県のなかで40位(2004年、53.97%)が最高。2007年は47都道府県のなかで、最下位(54.52%)だった。女性も47都道府県中32~42位の間を行き来している状態だ。
一般に投票率は、60代以下では若年ほど低いという傾向にあるが、前回(2010年)の参院選・福岡選挙区では、各年齢層において全国の投票率を下回っている。とくに30代は全国との差が4%もある。今回の参院選では、インターネットを使った選挙運動が認められるように、各陣営、積極的にネットを利用した情報発信を行なっている。とくに若年世代には、ネットによる選挙運動が効果的とも見られており、同選挙における投票率に注目が集まる。
【2013参院選・福岡選挙区 立候補者(届出番号順)】
共産党・新人 真島 省三 氏(50)
民主党・新人 野田 国義 氏(55)
自民党・現職 松山 政司 氏(54)
みんなの党・新人 古賀 輝生 氏(49)
幸福実現党・新人 吉冨 和枝 氏(54)
日本維新の会・新人 吉田 俊之 氏(57)
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