4日、福岡市は中央保育園の移転について保育士や保護者が反発している問題で、保護者向けに説明会を開いた。しかし、定刻になっても保護者は誰1人現れず、ついには出席者ゼロ。異例の事態となった。それでも市側は、開始予定時刻から約30分過ぎた後、報道陣向けとして、誰もいない空席に向かって移転候補地選定の経緯や災害時における対応策などについて説明を行なった。(関連記事はコチラ)
説明会終了後、こども未来局長の吉村展子氏は、記者団からの取材時間を設けて答弁を開始。そのなかで、説明会について貼り出された案内を破られたことについて、よほど腹に据えかねていたのだろうか、何度かこの件について繰り返し触れた。と、そのうち、吉村局長の目にはうっすらと涙が。これを目の当たりにした新人記者は、「よほど悔しかったのだろう」と思わず同情してしまったという。
ところが市関係者の話によると、吉村局長はこれまでにも今回と同じように涙を流して訴えたことが多々あったという。女性特有の涙もろい面もあるから一概には言えないが、公の場で毎度毎度涙を流したところで周囲はしらけるだけ。何度もそのシーンを見た人にとっては、まさに「出ました!伝家の宝刀、局長のお涙ちょうだい劇場!」といった心もちだったことだろう。
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