伊都キャンパスへの移転が進む九州大学。工学部建築学科教授であり、糸島半島における、九州大学新キャンパスづくりを主務とする新キャンパス計画推進室に所属する坂井猛教授。九大移転にともなう「まちづくり」だけでなく、福岡都市圏全体からみた「まちづくり」について、話を聞いた。
<環境に配慮した施設づくりは施主次第>
――福岡市は人口の多い南区などでも、交通インフラが弱いことから都心部へ車で通勤される方も多いですね。そのため、渋滞が慢性化しています。これでは、利用しやすいまちとは言えないですね。
坂井猛教授 (以下、坂井) 公共交通の利用促進など、地球環境にも貢献できるような施策に取り組むことが必要です。自家用車で最寄りの駅またはバス停まで行き、駐車場に駐車して、公共交通を利用して都心部に向かうパークアンドライドの推進などは、比較的容易にできる施策の1つです...(⇒つづきを読む)
◆住宅情報サイトはこちら >>
住宅情報サイトでは住宅に関する情報を一括閲覧できるようにしております。
※記事へのご意見はこちら