17日、(株)新日本科学(本社:東京都中央区、永田良一社長)は、同日、(株)日本網膜研究所(本社:福岡市、鍵本忠尚社長)と非臨床分野において、共同研究を行なうための基本合意契約を締結したと発表した。
締結したのは「人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の網膜色素上皮細胞(RPE)を用いた加齢黄斑変性移植治療における移植法の検討」についてで、今回の共同研究により同研究所は、臨床段階前で一般的なげっ歯類よりヒトに近いサルを用いて、生着率の向上や安定した移植法の検討、免疫拒絶反応リスクの検討などを効果的に実施し、iPS細胞由来RPE 細胞による移植治療の実用化を推し進めるとしている。新日本科学は非臨床試験の分野、特にサルを用いた試験の分野において、これまで蓄積してきた実績と経験を今回の共同研究に活かし、RPE 細胞の臨床応用に必要な諸問題の解決を全面的にサポートするとしている。
これによる今期業績への影響は、軽微としている。
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⇒株式会社 新日本科学
⇒日本網膜研究所
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