7月5日、(株)トキワ設備の専務取締役、棚町兼成氏が暴行の容疑で、福岡区検察庁から福岡簡易裁判所に起訴された。続いて主受注先である福岡市水道局から指名停止を受けたことがわかった。
指名停止の期間は2013年7月22日からの2カ月間。
通達は「上記業者の専務取締役が、平成24年8月2日、水道局発注の下記工事施工中に協力会社の従業員(当時)に暴行を加えたとして、平成25年7月17日に福岡簡易裁判所から罰金刑の略式命令を受けたもの」という内容だった。
【契約概要】
(1)契約件名 単価契約 配水管等仮設・移設工事(中部)
(2)契 約 日 平成24年4月2日
(3)履行期間 平成24年4月2日から平成25年3月31日まで
(4)発注予定額 7,769万9,910円(税込)
同社にとって、7月から2カ月間の指名停止は大きな打撃だ。福岡市水道局によると「9月末までに全体の80%の発注をします。よって7~9月には毎年発注が集中するのです。この時期の入札を外されたら(業者さんは)結構厳しいのではないでしょうか」とのコメント。
福岡市水道局などからの公共工事に依存する同社にとって、今後の業績低下は必至であろう。
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