27日、福岡市の中央保育園移転事業について、現予定地への移転に反対する、同保育園の保育士や保護者らが約2週間ぶりに反対署名活動を再開。福岡市中央区天神で、午前10時30分から午後4時まで、現在の移転予定地における問題点を訴え、通行人に署名を呼びかけた。
午後2時頃、賛同して署名を行なう人の姿が断続的に見られた。保護者によると、新聞、テレビ、ネットにおける報道や、HPやフェイスブック上での保護者による情報発信で、福岡市民の関心が高まっているという。移転予定地の近くに長年住んでいるという子連れの夫婦は、反対署名に応じた後、取材に対し、「移転予定地のあたりは、子どもの頃に親から通っちゃいけないと言われていた。前面道路は道が狭く、いくら安全対策しても不安が残る。雨が降っている時に傘をさし、子どもを連れて歩いてみたら危険なことがわかるはず。周辺の住民はみんなおかしいと言っている」とコメントした。
署名活動の再開に際し、新たに作られたビラには「高島市政の不誠実な対応にNO!」と明記し、前面道路、予定地周辺の環境、避難経路、夜間保育などについて問題点を指摘。署名活動中は、保育士が交代で移転予定地の問題について訴えた。これまでの署名活動でも1日平均1,300名分が集まっており、若い世代の署名も多いという。なお、今後の署名活動の日時・場所などについては、関連リンクのHPなどで案内される予定。
▼関連リンク
・中央保育園移転問題(福岡市中央区今泉)
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