移転予定地の周辺環境・安全対策をめぐる不安の声、土地選定・取引の不透明なプロセスへの疑問の声を踏みにじる形で進んでいる社会福祉法人福岡市保育協会 中央保育園の移転事業。強行する姿勢を崩さない高島宗一郎福岡市長は、「議会の承認を得ている」ことを理由の1つに加えた。
既報の通り、市議会でも同移転事業に関しては、さまざまな問題点を指摘する声が相次ぎ、紛糾していたのであるが、後に引けない高島市長としては二元代表制の一輪をなす市議会に責任の一端を押し付けたい考えなのだろう。そのようななか、現在の予定地への移転に反対する中央保育園保護者の会は、すべての市議会議員あてに移転事業への認識を問う公開質問を実施している。
公開質問の内容を要約すると以下の通り。
(1)今回の移転予定地について、周辺状況などを把握していたか?
(2)市議会で議論を尽くして移転予定地に決定したと考えるか?
(3)用地選定・取得などの手続きの流れについて問題があると考えるか?
(4)今回の保育園の建設予定地への移転計画に賛成か?反対か?
(5)中央児童会館の商業利用について賛成か?反対か?
(6)その他、この移転問題についてのご意見。
▼関連リンク
・福岡市議会で紛糾 中央保育園移転問題(前)~高まる土地選定の不透明性
・中央保育園移転問題(福岡市中央区今泉):保護者の会HP
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