関ヶ原の戦いよろしく、福岡地区における本管工事の業界内では、東西に分かれての激しい公共工事の受注合戦が行なわれている。最近は水道局からの公共工事を東軍が数多く落札して、軍配は東側にあがっている。今後の展開はいかになるだろうか。注目は集まる。

　しかし、西側のまとめ役と言われる福岡市早良区のトキワ設備（株）の役員が元社員に対して暴行事件を起こし、起訴される羽目となった。その結果同社は、福岡市水道局から７月22日から２カ月間の指名停止を受けた。指名停止の理由が役員の元社員に対する暴力事件なので水道局、同業者、管材商社からは非難ともいわれる意見が多数上がった。質の高さを謳う福岡市の公共工事に携わる業者として、資質が問われたのは確かである。

　同社の役員が暴力行為を日常的に行なっていたということは、同社とグループ会社の西部水道工事（株）などにも、権力をカサに陰湿ないじめ体質があったのではないかと思われる。この役員は警察と水道局にはすぐに謝罪に行ったというが、暴力を振るった元社員に対しては一度も謝罪に来ないとのこと。謝るつもりはないのだろう。

　同社は財務的には非常に良い業者である。そのため、西地区では本管工事業者をまとめて来た経緯があるのだろう。しかし、このような暴力事件を起こしたまま、謝罪も行かない役員を持つこの業者にコンプライアンスはあるのだろうか。
　今までの協力関係会社に問う！警察、官庁から目を付けられてしまった同社と、まさかと思いますが一緒に仕事を行なおうとしていませんか？火の粉をかぶらないよう細心の注意をお願いします。

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