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今回は、南場智子氏の自伝「不格好経営―チームDeNAの挑戦」の書評について記載している、7月31日午後10時14分のブログを紹介する。
【書評】不格好経営―チームDeNAの挑戦
生きながら伝説の南場智子さんの自伝。不格好経営―チームDeNAの挑戦。既にベストセラーだし,多くのレビューがあって、かなり良い評価なので、まあ、読むだけ読んでおこうかって思ったんですが、これほど、赤裸々に書かれているとはね。この2,3年で読んだノンフィクションの中では、最も面白い部類。スティーブ・ジョブズの自伝とまではいかないけど、感情移入のしやすさでは、こちらの方が上。抱腹絶倒もこちらの方が上。ここまで書いてるうちに、こっちのほうが上じゃないかって思うように・・。
それはともかく、南場さん。抱腹絶倒の生い立ちから、抱腹絶倒のマッキンゼー時代、そして、驚愕の起業。あっと一歩で潰れかけたときに、救世主・モバゲーの誕生。これでもか、これでもかって自虐的に書いてある。もちろん、この筆者は頭が良い。その辺も計算だと思うし、多くのレビューアーが、その辺を鼻白いって突いているんだけど、そんなことすらどうでも良くなるほど、この本は面白い。チームの素晴らしさ、ご主人との関係など、サイドストーリーそのものも感動的なんだけど、僕は単純に面白かった。ただし、文章は下手です。リズム感が無いし、ぶち切り。しかし、そこもまた魅力と思わせる南場パワー恐るべし。
今年の冬、南場さんが後継者指名した守安功社長と直接話をする機会がありましたが、まさに、この本で描いている人物像そのものでした。そういう意味でも描写力はもの凄いものがあります。
苦しい人生を楽しむ。のるかそるか、生きるか死ぬか、しかし、軽やかに楽しみたい人は、ぜひ、この本を手に取ってください。少なくとも僕はこの本から勇気と希望を頂きました。南場さん、ありがとう。
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