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西日本・カンボジア友好協会 ビジネス進出セミナー開催される
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2013年8月 9日 13:26

 8月8日、西日本・カンボジア友好協会主催「カンボジアビジネス進出セミナー」が博多ガーデンパレスにて開催された。同協会会員、一般を含め、約80名が集まった。

 同協会会長の八頭司正典氏の開会挨拶に続き、カンボジアマーチャンダイズコンサルタント代表、同協会常任理事・事務局長の大谷賢二氏が「カンボジア 進みゆく経済発展とビジネスチャンス」をテーマに講演。そのなかで大谷氏はカンボジアの政治や社会に触れながら、「カンボジアには外国企業が多数参入しているが、社員寮や社員食堂などを揃えているのは日本企業ならでは。このような心づかいが信頼を生んでいる」と述べた。さらに「プノンペンでは日常的に渋滞が起きるほど車が増えているが、駐車場を設けていないお店がほとんど。そんななかで、来年開業する駐車場完備のイオンモールに人気が集まるのは間違いない」と現地進出企業を様々な角度からレポートした。

大谷賢二尾松豪紀

 その後、建設コンサルや測量業などを展開する(株)メイホーエンジニアリング代表の尾松豪紀氏が「プノンペン支店開設2周年を迎えて」と題し、カンボジアでのビジネスについて講演した。進出を決めたきっかけ、現状や今後の目標について語る中で、「現地従業員の離職率が高く、社員の熟練度が上がらない」と意外な悩みを打ち明けた。ただこれは進出企業すべてが抱える共通の悩みであるという。

 セミナー後に行なわれた懇親会では、福岡県で学ぶカンボジア人留学生が中心となり、カンボジア伝統の踊りを披露。異文化交流を果たし、会場は大きな拍手で包まれた。来日して10年になる九州大学大学院のスレイ・チェンダー氏は「福岡の企業が中心となり、ビジネス交流が盛り上がっていることは本当にうれしいこと。幼い頃に使っていた日本製の電気製品を通じて、日本に強く憧れ留学を決意した。カンボジアに進出する日本企業へぜひ就職したい」と活発化する企業進出を歓迎していた。

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【東城 洋平】

▼関連リンク
・西日本・カンボジア友好協会
・西日本・カンボジア友好協会設立~活発なビジネス交流を目指す


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